一般質問で、時間稼ぎの市長
今日一般質問が終わりました。政治の腐敗が叫ばれているけれど、桶川は実にひどい。
1時間しか質問を認めなくなった市議会。そしてそれに乗じて時間稼ぎで追及を逃れる市長に部長。
なんと今回、30分近くも一回目の答弁でだらだら、しかも同じ言葉の繰り返しと余計な話で、質問していないことまでしゃべって伸ばしているのです。
議事録が出てくればよくわかりますが、総務部長などは恩を仇で返すやり方です。
市の情報公開のミスを私が多めに見た結果が、それを逆手に自分たちを正当化した答弁をだらだらと市長に読ませて、聞いている人はわからない。
グズぐス答弁書を読み続けて時間稼ぎをした市長。
どちらも国語力もプライドもないらしい。
要は、私に追求されるのがよほど厭らしいという事だ。
答弁書を受けとっている議員
私の席からは、質問席が良く見えます。渡辺議員と私以外の議員は、全員市の答弁書を受け取って、質問をしています。
だから、答弁者も質問者も原稿を読み、なんだかわからないやり取り。
実に退屈です。
まずは、生きた言葉が大切です。
職員は誠実に答えるだろう、少なくとも市長は最低限、誠実に答えるだろう、と思っているのです。
だって私たちは市民の代表だから。
それに、答弁書を受け取ったら、議員としての名折れだと思うのです。パフォーマンスをやって議員報酬を受け取るのは、私には耐えきれない。
議会は民主主義の学校です。
いかに市民生活を良くしていくかを目標に、議会と執行部が議論を戦わせていく、それを市民に明らかにしていくことで、まちの民度も上がっていくのだと思っています。
どうも市長にはその自信がないらしい、そして幹部職員も。
議員もか。
旧陸軍飛行学校の怪
まずは、11億と報告された今回の整備計画。ものづくり大学に1560万円で基本設計を委託しています。
なんだか変だ。契約書と決裁書類を情報公開しました。
5月2日に公開されたのですが、設金額を黒塗りしてきたので、「今までは公開していた」とクレームをつけ、市は黒塗りを開けることにしました。
本当は、その時点で不服請求の手続きを取るべきだったのですが、担当者も大変だろうと、資料の差し替えと決定通知書の差し替えを待っていました。(本当はダメなんです。遡って公文書を作るのは、公印使用簿の改ざんにあたります。)
ところが、こちらのひとの良さに胡坐をかいて、なんと公開してきたのが6月の8日です。公開決定通知書も5月2日付けで差し替えたのがこの日です。1か月以上も遅れている。
しかも何度も催促していたのに、総務部長に「お願いします」、と言われて私が譲歩したのが運の尽き。
こんな話は出したくなかったけれど、あのながーい答弁書は総務部長の仕業とわかったので。
私も優しいし、人が良いけれど、人の善意を逆手に取って、さもしい対応をした人には黙っていません。
その後、どうも飛行学校の契約がおかしいと感じ、今年の解体調査委託8500万円についても公開請求を5月6日にしたのです。
それも、2週間の決定間際に延長通知を出してくる始末。何を考えたのか、担当者はものつくり大学に情報公開をして良いか、お伺いを立てたのです。
その結果、6月機会にも間に合わない、出し惜しみのような情報公開。
そういえば、新庁舎の情報公開の決定期限が昨日だったのに、私の一般質問が終わるまで、伸ばされた人もいるので、それも「せこい。」
情報公開条例を理解しない職員たち
情報公開は、条例によって制度があります。 市の保管する文書はすべて公文書で、公開の対象です。過去に出した例があれば、今回だけ非公開なんてありえません。情報公開審査会でも、裁判でもすぐ結論は出てしまいます。
条例を理解しない職員によって私たちが受ける不利益。それは市政の問題、つまり市長の指導力にあります。
しかし、当の本人が判らないのであれば、どうしよーもない、それが桶川市。(わざとだとしたら猶更せこいけれど)
ものつくり大学のいかがわしさ
ものつくり大学横山研究室は、この問い合わせに、見積書も契約書も出してくれるな、と回答したそうです。
はぁーーーーーーーーーーー
地方自治も理解しないのか、それじゃあ、桶川市を騙して8500万円も契約したのか、
そう思うのは、当たり前です。
だって、解体調査委託の中で、解体工事もやってしまうのですから。
それで、私と永野朋ちゃんと一緒にものつくり大学を尋ねました。
一体どういう大学なんだ、官学連携協定を桶川市と結んだから、随意契約できるなんて決裁が出されていることもあり、官学連携って何じゃ?
今までどんな実績か有るのか、などなどまず大学を調べたいと出向いたのです。
5月26日の事です。
ところが、大学とは名ばかり。総務の担当者もいない。大学の案内も説明できる人もいない。官学連携の担当である情報研究センターも対応できない。
それって大学ではないのでは?
1時間ほど待っていましたが、会議が続いて総務の担当者が対応できない、というので、
では翌週の月曜日、朝9時に伺います。横山研究室ではなく、一般的な話を伺いたい、と、その日は帰ったのです。留守が多いから、時間の変更があればFAXをと、お願いをして。
帰れと言った大学
さて、翌週の月曜日、永野さんと再びものつくり大学に。
相手がそわそわ。埒があきません。…何で大学の話しを聞きに来たのに、教えてくれないの。
そういう事であれば、とやっと総務の担当者に部屋に通されて、大学の沿革や学生などについて伺っていた所、情報研究センターの事務局の責任者が険しい顔で入ってきたのです。
おやっ、どこかで会ったなぁ…
思い出した!!! 大島助役だ! 10数年前に県から助役で出向していた方です。再任用の形でここにお勤めらしい。
思わず嬉しくなって、「おひさししぶりです! 」…彼は県から出向してきた職員の中でも、きわめて誠実な優秀な人でしたから、私はとても信頼した人です。
でも、・・・・「お帰り下さい。FAXでお断りしたはずですが。」
「えっ、知りません。いただいていないのですが。」
すると女性職員がFAXの紙をもってきました。
これです。
しかし、私は受け取っていないのです。
これがあれば来なかったかもしれません。家に帰ってフックスの管理記録を見たところ、同じような時刻に別のフックスが入っていたので、届かなかったのかもしれません。
それにしても失礼です。断るのなら、電話をかけて来てしかるべきだし、第一、どんな大学かをまず調査に行ったのに、断られるいわれ等、どこの大学だってないと思うのです。
過剰反応というか、やましいというか。
話しは続きます。
大島氏曰く、「市長から、一切対応しなくて良いと言われている。どうしてもしつこく帰らないなら、議会事務局へ抗議するように市長が言っている。」
私も永野さんも ????????????
どうやら横山准教授から、頼まれてきたようです。
「私達は、横山さんの事で取材をしに来たのではないのですよ。ものつくり大学ってどんな大学? 官学連携って何? 情報研究センターってどういうところ? という事ですよ。」
「このような委託事業っていくつもやっているんですか?」
「こういうケースは初めてです。」
まあ、一般論として、聞けることは聞いて帰りましたが、
すかさず事実関係を把握。
ーーーーーーー
横山准教授から「議会に抗議してよいか、市長に聞いてくれ」、との電話が担当課にあり、担当課長は市長に打診。
市長は、「大学の判断ではないか」と言ったとか。
担当課長は「それでは、私の方から議会事務局に伝えておきますよ。」と言って、事務局長に伝えたとか。
執行部も越権行為です。「抗議したいなら、自分でしてください。」というのか筋です。
その後事務局長から電話があったので、「議会の調査権を侵害するのであれば大変な事だから、悪いけれどテープとらせてね」と事務局長に言って、事の顛末を聞きました。
議員の調査権に圧力かけるなど、地方自治を知らないのかな。
私にしては、調査をしない議員など、仕事の大半を怠けているようなものです。それだから視察に批判がでるのです。
第一、私の圧力をかけたからって、何? 私は信念の人です。
職員の皆さんもよくわかっているはずです。
ものつくり大学って嘘造り大学
事実関係は分かったのですが、そこから考えたこと
議会事務局なんて、普通の人は知らない、議会で誰か知恵をつけた人がいるのでは?
という事もあり、今日の一般質問で、市長に問いました。
「永野さんと尋ねて行ったら、市長が議会事務局に抗議してよい、と言ったとか、本当ですか?」って。
すると後ろから大きな笑い声。
そう、あんただったの !
さすがの「せこい」市長もそこまでとは思いません。
そして、横山さんが嘘をついたことになりますよね。
委託契約の違法性
1560万円を随意契約したその金額の根拠、なんとものつくり大学の見積書をそのまま設計書にしていました。
見積もりを2社以上とる・・・桶川市契約規則違反
再委託の禁止・・・委託契約約款、契約書違反 (6割が再委託になっていた)
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桶川市契約規則
(見積書の徴取)
第13条の2 市長は、随意契約によろうとするときは、次の各号の一に該当するものを除き、2人以上の者から見積書を徴するものとする。ただし、郵便切手、郵便葉書、収入印紙その他見積書を徴することが適当でないものについては、この限りでない。
(1) その契約の性質上特別な理由があると認められるもの
(2) その契約の額が前条に規定する額以下のもののうち、市長が定めるもの
(随意契約の予定価格)
第13条の3 第8条及び第9条の規定は、令第167条の2第1項第1号から第7号までの随意契約の場合に、これを準用する。
(予定価格の作成)
第8条 市長は、一般競争入札に付する場合には、その事項の価格を当該事項に関する図面、仕様書、設計書等によつて予定価格書を作成し、封書にして開札の際これを開札場所に置くものとする。
(予定価格の決定方法)
第9条 予定価格は、一般競争入札に付する事項の価格の総額について、定めるものとする。ただし、一定期間継続してする製造、修理加工、売買、供給、使用等の契約の場合においては、単価についてその予定価格を定めることができる。
2 予定価格は、契約の目的となる物件又は役務について、取引の実例価格、需給の状況、履行の難易、数量の多寡、履行期間の長短等を考慮して適正に定めるものとする。(平成17規則25・追加)
ーーーーーーーーー職員の常識です。
まだまだあります。
今日は、市長と部長に、聞いてもいない情報公開のいきさつを長々と時間稼ぎをしていただいたので、
その「せこさ」を中心に書きました。
舛添さんだけではありませんよー。も少し舛添さんの方がましかな。
飛行学校の問題、何人かが一般質問しましたが、事の本質に触れていないと感じたので、今日は跡地整備計画の試算を議会に配りました。
契約の主体は市民です。
市長でも、ものつくり大学でも、一部の議員でもありません。
市民に公表すべきことをなぜ隠すのでしょう。
あなたたちのお金ではないんですよーーーーー
桶川市は確実におかしくなっている。勘違いしないでね市長に部長。
計画の見積書を添付します。
8500万円の内訳は、この1から4までのうち、いくらなのか?
その問いに答えはありませんでした。
手書きの部分は私が付け加えたものです。
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