自分を大切に

選挙のもたらすもの
選挙で心が荒んでいくのはなぜでしょうか。ある方からこう言われました。
選挙は、ネクタイ結んでいる人をヤクザにしますからね。
この言葉の意味を改めて考えて見ました。あの太平洋戦争の時に、疑わずに人を殺して行った歴史。「戦争は、人の心を狂気にする。何も考えない。自分が自分で無くなる。それが一番恐ろしい。」
体験者が語る言葉です。選挙も一種の戦争です。人の命を奪うことが勝利への道という極端な状況ではないけれど、相手を封じ込めることが戦いと思っている人がいたのではないでしょうか。勝つために何でもやる。相手を敵視して、モラルを失っている人たちがいたのではないでしょうか。
「当たり前」という人がいるかも知れません。しかし、私は今も同じ荒んだ気持ちを抱えて、こちらを敵視して、ぎらぎらしている視線を感じないではないのです。そこから、この選挙の本質が見えてきたような気がします。
憲法の前文にはあの戦争の反省から、こうかかれています。
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日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、・・・そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれ を享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。
 ・・・ 日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安 全と生存を保持しようと決意した。
われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地 位を占めたいと思ふ。
・・・ われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
 日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。
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この中身は、哲学的ですが、民主主義を語ったものであり、地方自治でも同じなのです。
国家としてのあるべき姿だけではなく、国民としてのあり方なのです。人間は社会生活をしている以上、固まり(社会)の中で、一定のルールで生きるしかないのです。そしてそのルールには、当然道徳観も含まれます。それが憲法になり,前文としてあります。
この前文を疑う余地は誰も無いでしょう。たとえ憲法改正論者でも。
グローバル化による資本主義社会を超えた自由主義競争となる時代、この道徳観をを守れるがどうかが、問われているのではないでしょうか。
そのことが理解できずに、こちらを敵対視する姿勢は、自分たちにやましさがあるからです。
私は、そのことが一番懸念したので、わが陣営には、嫌がらせに対して決して反応しない、応酬しない、と、何度もお願いしてきました。不満の方もいたかも知れません。ポスターを破られたら、破ってこようなとど思った方も・・・・。
松本文さんはこういいました。「私たちは頭に天使の輪をつけているんですね。」
それが負けた原因かも知れませんが、それでは勝ったことにはならないからです。人類の歴史の中で、戦いで勝った者が、とらえた者の首をはねる。
そんな類の感覚があるならば、いつ自分がやられるかわからないから、相手の域の根を止める、ということでしょうか。だとしたならば、私も黙っていません。それは野蛮人であり、さらなる戦禍へ導こうとしている政治です。「誹謗中傷で勝った選挙は人の心を荒ませる」所以です。
正義はわれにあり、信念は揺るぎません。
世の中、正義だけでは勝てないんだよな、そう考える人がいても(私もそのことは充分承知しています)、誰かがやらねばならないことを私たちが実践しているのだということを考えてください。理想ではなく、たった一つしかない命の生き方です。
この世に生まれた限り、精一杯自分を大切に生きて行くことが、生かされている感謝の表し方だから。
このまちに、良心が存在し、仲間がいることを忘れないでください。私は、常にそう考えて行動し、市政のチェックをしてきたのだから。それは全く正しいことであり、誹謗中傷した人たちは、その中身も見極めもせずに、判断もせずに、武器を持っただけなのだから。戦争を黙認しただけだから。
自分を大切にして共に支えあっていきましょう !
 

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