市長「あれが無ければ今頃建っていた」

今日は一般質問
今日は、私の一般質問の日でした。この3ヶ月間、いろいろな調査や会議、都市計画の公聴会などが続き、今日の一般質問でそのすべてを出しきれず、相変わらず不完全燃焼に終りました。
その話しは後日書くとして、今日は忘れずに書かないとと、パソコンンに向かっています。
佐藤議員が、私の向かい風を名誉毀損と一般質問をしたのです。
質問の前段。
個人の政治的活動だから、取りあげることも無いが、と前置きしつつ
何しろ、ブログに主演男優賞をもらうほど自分は度々登場する。
向かい風号外には、名誉き損ではないかと思う
その内容「市長は、6色のゴミ袋、二重払い、談合、区画整理事業の変更など、平気で法律違反をし、強引に力でねじ伏せて来ました」
これを見て市長はそんなに悪いのか、とたくさん電話が来た。市長がどう思っているのか、聞きたい。
市長「私も度々登場するので、助演男優賞かも知れないが・・・個人の活動に私がいちいち述べることも無いと思うが、この議場にいる人たちが一番よくわかっていると思う。」
6色のゴミ袋にしても、環境センターの更新について、なんとか減量しようと言うことで、6千人からの人に、何度も説明し、結果的にごみが減量された。」
あれあれ、話しはそこではないだろうに。あのときのことを忘れたのかしら。
もしそうだとしたら、天才かも知れません。でもあの時、突然6色のゴミ袋を押し付けられて、何か何だかわからないままに情報公開をしたら、内部での検討はまったくしていなかった。
ここのところ、そういう時は、トップダウンのことが多いとわかってきましたが、その時にはそんなことがあるはずが無い、市の組織がそんないい加減なはずが無い、と信じていましたから、調べまくりました。
以下、今から10年前の2002年(平成14年)に6色のゴミ袋を廃止するよう求める意見書を出したときの提案説明です。残念ながら、この問題を深く理解する人は当時多くなく、可決しませんでしたが、その時のいきさつを述べられるよい機会となりました。
あまりに長いのですが、その経過がわかります。
長くて嫌になったら、また後日読んでください。
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 議第9号議案
    ゴミ袋指定に関する決議
 2002年12月からのダイオキシン排出規制をクリアーするためゴミ固形燃料(RDF)計画が明らかになったのは、2000年8月25日開会の市議会全員協議会であった。
 以来、2年間が経過し、この間議会として特別委員会を設置し、調査結果と提言をまとめ、2001年市長選でRDF化反対の岩市長が当選することにより、政策転換がはかられ現在に至っている。
 市長を先頭に周辺地域との対話を重ね、信頼を広げ合意形成がはかられたことに敬意を表し、今後とも議会としての役割を積極的に果たしていく決意を表明する。
 今般、″もやすゴミ″の外部委託に当たり″もやすゴミ″の減量化のため分別リサイ クルを行うとともに、ゴミ袋を6色8種類に指定し、10月1日より実施することになり、広報及び地域説明会で説明がなされているが、市民に周知徹底されて いるとはいいがたく、内容そのものにも疑問が寄せられ反対の声が多い。
 もし、このまま実施されると市内全域に収集されないゴミが残され、衛生上、美観上及び地域の人間関係にトラブルを発生する等々、行政不信を拡大することになり、10月からの実施は困難である。
 よって、本議会は、これらの現状をふまえ、分別とゴミ袋の指定実施に関し、次のとおり要望する。
                 記
1 他市、他団体に処理を委託する″もやすゴミ″のゴミ袋については、半透明袋とすること。
2 他のゴミについては、当面、半透明袋等現行どおりとすること。
3 ゴミ袋の指定については、1億円近い市民の経済的負担及びゴミ袋もゴミとなること。また、更なる分別とリサイクルをかんがえると、市民への周知と市民の協力が必要となるため、今後さらに検討すること。
4 分別については、″出前説明会″をきめ細かく開催し、″対話″を重ねる中で行政への″信頼″を高め、市民の協力を求める。また、生ゴミの肥料化、ペットボトル、白色トレーなどプラスチックの分別とリサイクルなど引き続き実施し、ゴミ減量化をさらに進めること。
 右、決議する。
  平成14年9月19日
                                桶川市議会
  平成14年9月19日提出
                    提出者 桶川市議会議員 北村文子
                     同     同    高野和孝
                    賛成者    同    安藤重夫
                     同     同    加藤千穂香
                     同     同    大沢和子
○議長(渡辺映夫君) 朗読は終わりました。
 議第9号議案の提案理由の説明を求めます。
 21番、北村文子君。
   〔21番 北村文子君登壇〕
◆21番(北村文子君) 議第9号議案 ゴミ袋指定に関する決議について、提案者を代表して説明をさせていただきます。
 まず、今回のごみ指定袋については、一昨日の一般質問でもかなり問題点が明らかになったと思いますが、一応一通り申し上げさせていただきます。
 私がこの問題を知ったのは、7月ごろです。商工会の一部の方からごみ袋の購入につ いて高過ぎるので、市民に安くサービスするように卸業者と話し合いができないかという、そういう話が持ち上がりました。そして、その商工会の取り組みの中 で2社が浮上してきたということで、一つが日東興産であります。そして、もう一つが、今回指定業者に漏れましたハケシタ産業株式会社という川越の会社で す。両社に商工会の方から連絡をとりまして、その結果、日東興産の方は拒否をしてきました。自分のところは佐倉市でもやっていると、20万の都市でせいぜ い20ぐらいの販売業社にしかなっていないと、だからこれについてはそんなに大量に購入するとか、そういう手間は自分のところはないのだと、だから金額に ついては一切応じる気はないということでした。その一方で、ハケシタ産業株式会社の方は、たくさん購入を、一括購入をしていただければ安くいたしますと、 話し合いには十分応じますということで終わっております。
 そして、その後分別についての住民説明会がありました。このように非常に暑い中、 各会場満員で集まったということを私自身も承知しております。この中で、終わった後、女性たちがみんな5人、6人集まって、かなりのショックを受けた方、 そしてこれからどうなるのだという不安感じていた方、そしてまた怒りを持っていた方がたくさんいたということを私は感じておりました。
 それから、説明会終了後、市から配付された文書があります。桶川のごみ指定業者が 2社になりましたと、その中では1社が日東興産株式会社、もう一社が市内の中川製袋化工株式会社です。その中で、非常に金額が高いと、日東興産の営業マン が各販売店を回ってまいりました。そこで、予定価格表というのが出てきまして、すべてが卸売価格が17円、16円、そして希望小売価格が19円と18円と いう形になって、一切この金額は変わらないと、そういう形になっておりました。
 そこで、地元の商店としては、地元の企業となるべく取引をしたいということで、中 川製袋の方に電話をかけます。そうしますと、先日表で示したとおりですが、ここにマルモトという会社があります。中川製袋はマルモトの方に回します。マル モトの方の電話番号を教えてくれます。マルモトに電話をしました。そうしたら、「はい、日東興産です」というふうに電話がかかってきて、そこからなので す、問題は。つまり何で中川製袋にかけたのにマルモト、日東興産という形で電話に出てくるのか、これはおかしいよという話を私は聞いて、私も何が何だかち んぷんかんぷんでした。
 それと、もう一つは、活性フロキサイドが入っているから、どうもこれだけしかでき ないらしいよと、そういう話を聞きましたので、本当にこれは素朴なところから始まりました。活性フロキサイドというのをインターネットで検索をいたしまし た。物すごくたくさん出てきます。インターネットでは、戸田工業と大倉工業という大手一部上場の会社2社が共同開発をしたということで、このフロキサイド 入りの袋というのは、大倉工業しかつくっていないという形になっていることがわかりました。それで、ずっと検索していきましたら、東松山に工場があると。 何だ、近いから、では桶川市は頼んだのだと、流通経路にも非常に便が図れるから、近いから頼んだのだろうなと、善意に解釈いたしました。
 そして、東松山の大倉工業に行きました。254沿いで桶川からは極めて近いところ にあります。そこに行きまして、所長と課長という方が出てきました。何か様子がおかしいのです。この件については、東京支社に全部任せていますのでという ことで、大倉工業は全然このことについてお話をしていただけませんでした。私は、ここのところで直感的に変だと思いまして、その足で日東興産に出向きまし た。それが9月4日のことです。
 日東興産の3階に上がっていきましたところ、この日は、たまたま女性が1人しかい ないと。これ、日東興産探すのにすごく時間かかったのです、実は。ぐるぐる、ぐるぐる回りましてわからなかった。ただ、日東ガスと書いてあったので、多分 ここではないかと、この住所ですから、3階に上がりましたら女性が1人と机が三つぐらいありまして、今担当の方いらっしゃいますかと言ったら、社長と2人 で出かけていますと、そのほかの社員の方いらっしゃいますかと言ったら、いないのです。では、わかりましたと言って1回引き揚げました。その足で法務局に 行って謄本をとり、この会社が製造していないということがわかりました。そして、夕方もう一回ここに行って、そのときはお帰りになっていましたので、社長 と営業マンのお二人にお話を聞きました。その中で、大倉工業から代理契約をとっているとか、それからいろんな話を伺いました。そのときに、ごみ袋は3割ふ えるのだということも伺って、そういうことなのか、そういう仕組みなのかということも初めて知りました。
 同時並行で、このことで助役の方には商工会の一部の方が余りにも高過ぎると、どう も価格も変だということで、助役の方に訴えに行っております。そして、助役を通して部長以下そのハケシタ産業株式会社と、要するに値段の交渉に応じると 言ったハケシタ産業株式会社の社長を呼びまして話を聞くことになりました。そこで、商工会の一部の方も、同じように話を聞きたいということで押しかけまし たら、ハケシタ産業会社の社長の話によると、あなただけということで下にいて、2階の下の会議というか、トイレの前に机がありますが、あそこに連れて行か れて、あの人たちは何なのだと、全然本人は知らないわけですから、知りませんということで、要するに活性フロキサイドでなくても、いろんなものがあります という説明をしたり、こういう仕組みになっているということを知りませんでしたから、ハケシタ産業株式会社としては、こういうほかの袋も提案できるという ことでご説明をしたわけです。
 そのときに、部長は、ほかのもので検討してもいいのではないかというお話をいただ いたそうです。ところが、下に商工会の人たちが待っているというので、階段をおりるときに、担当者が、おれはこんな製品は認めないからなと、階段でその社 長に後ろからそういうふうに言ったと。周りでびっくりしたそうです。部長はそう言っているのに、担当者がおれは認めないぞというふうに言われて、一種おど かされたなという気持ちになったというのです。その後で、商工会を通してご説明をされたらしいですけれども、このハケシタ産業株式会社に関しては、それっ きりです。それ以来何の関係もないということで、一切いまだに桶川市からの働きかけもないと、それが現実です。
 私は、ハケシタ産業にも行って、事実関係いろいろ聞いてきました。その中で、そういう担当者から、部長はああ言っているけれども、おれは認めないからなと言われたという話も聞きまして、この桶川市は一体どうなっているのかというふうに、本当に不思議な気持ちがしました。
 それから、大倉工業の東京支社、新宿にありますが、花園神社の隣にあるビルなので すが、行ってきました。その中で、大倉工業の営業マンが言いますには、日東工業については代理契約を結んでいますということと、工場というのは直接販売す ることはできないのだと、すべては代理店を通してやるのだと、それが普通なのだという話も聞きました。活性フロキサイドの話についても、入れれば確かに燃 えると、ただし私の前で実験をしてくださったのですけれども、紙の上にフロキサイドの粉を塗って、線香でやるとばっと、じっと燃えます。それは、よくよく 考えたら50%なのです。確かによく燃えます。酸素を吸入しますから。これは、1%から3%です。この前も申し上げたように、ごみの量からすると1万分の 1ぐらいの、ダイオキシン対策にはほとんど寄与しないという形になっていますので、つくっているメーカーとしてはいいことも宣伝したい、それはよくわかり ます。でも、実際にこれが本当にごみの減量化でダイオキシン対策になるかどうか、それを検討するのは桶川市の職員の担当者の役割だったと思います。そし て、それが検討されているかどうかを見るのが管理職であり、市長の役目だったと思うのです。
 私、そのところを、ぜひ業者との検討の記録、それを欲しいと思いまして情報公開の 申請をいたしました。そうしたら、ごみ袋製造及び販売業者の協議記録見積書、エ、保有をしていないためないということで、非公開です。要するに、これに関 しては全然検討されていないと、それから庁内で検討会議があったということで、ここに検討会議の結果ということで、その経過については記されておりませ ん。7回やって、メンバーが書かれております。でも、この会議の議事録は一切とられていないそうです。つまりどういう検討をして、結果的に活性フロキサイ ドになったのかということについては一切記録がないし、また新聞の記事によりますと、要するに日東興産のアドバイスを受けてこの基準はつくったということ で、他社を比べる、またこれを客観的に検証するということはされていないのです。
 ここで、私も出張記録を過去1年間でとりました。環境センター、環境担当者ので す。ここで、いろんな協議に行っています。草津に行ったり、嵐山に行ったりとか、ごみを預けるのにいろんな協議をしています。県庁にも行っています。ただ し、大倉工業に行ったという経過は一回もありません。それから、佐倉市の例を参考したと言います。佐倉市に対して、佐倉市見てきたという例も一つもないの です。要するに、すべて机の前に座って、来た業者について、それでいいよという形のものしかつくってこなかったと、これで市民の納得が果たして得られるの か、そこのところがすごく疑問です。
 結果的によければいいではないか、そう思います。でも、結果的に、いろいろイン ターネットでやはり検索しますと、先日も申し上げましたが、新しい炉が発案されましたということで、ダイオキシン類生成の触媒作用を有する塩化鉄や酸化鉄 が皆無となっていますという、こういう炉ができましたということで、酸化鉄はやはり触媒作用をするということは、ある一定程度みんなに知られていることな のです。特許があると言いました。特許は95年に取られているのです。もうそれから何年たっているでしょうか。この特許は、別に特許だからこれが環境にい いというふうにスタンプを押されたのではないのです。製造方法なりなんなりが、1社のそのつくった発案者のものですよというのが特許です。だから、他の人 がつくるときには、特許の中の特許権を買ってくださいとか、そういうのが特許です。認知されたということとはちょっと違うのです。それをもって特許だ、特 許だと言うのも、私はそれは非常に単純な論理でいくと思うのです。
 これについて、まず一つ一つ問題点を整理させていただきたいと思います。まず、先 ほどの図でおわかりのように、中川製袋は大倉工業から受注する形だったと、これも中川製袋に最後に行きました。いろいろ話を聞いているうちに、全然わから ないのです。途中で営業マンが帰ってきました。そうしたら、所長が、もう今さらいろいろ隠してもしようがないから、本当のこと言ってしまえよと、全部本当 のこと言った方がいいのだということで始まった話です。その中で、大倉工業に呼ばれて、私のところに納めてくれと言われたと。その辺の経過を聞いてみます と、先日も議論になりましたが、4月2日に中川製袋に市の職員が行ったという話がありました。それは、これから桶川市も指定のごみ袋にするので、ご協力を よろしくと、中川製袋は、それでは私どもも自分の社のものもありますので、提案をさせていただきましょうと言ったと、それはその辺で終わっているわけで す。
 ところが、その後5月下旬から6月にかけて、日付は覚えていないと言うのですが、 ある日サンプルを持って来て、その細長いサンプルだそうです、こういうものの。それを持ってきて、これができるかと言ったと。それは、余りにも人をばかに しているのではないかと、どうなのだと言ったら、もう決まっているから、ほかのものは結構ですと。そういうことになったら、地元の企業としてはやはり意地 でもつくると、やりますということになったと。ところが、活性フロキサイドはもう特許製品です。なかなかできません。たまたま中川製袋は広島に工場があり ました。その共同開発した戸田工業というのが同じ広島にありまして、工場が近いということで、活性フロキサイドの袋をたまたま中川製袋は広島でつくってい たのです。ですから、そのルートがあったわけです。だから、つくることが可能だった。ほかだったらできなかったものなのです。それでつくって、サンプルを 持っていたということで、8月1日に認定を受けるまでばたばたばたと、その間に大倉工業に呼ばれる、そのルートを、マルモトまで全部指定されて、こういう ふうに電話がかかってきて、こういうふうな仕組みにしなさいということまで言われて、それでやっているわけです。
 ここで、もう一つ問題なのは金額の問題で、桶川市は説明会に、ここに議事録がある のですが、ごみ袋はどこで購入しても同じ価格でないといけないのではないかとか、値段は統一料金にしてほしいとかという話が市民の中から出ています。そう したら、統一料金は公正取引という点で問題があるので、ご理解をいただきたいと。そして、市が売ることになると安売りができない、また料金の統一は独占禁 止法に触れるおそれがあると言っているのですが、商工会の指摘を受けて8月30日に中川製袋、それから9月4日に日東興産を呼んで、これだけ値段のばらつ きがあって、もっと安くできないかということを言っているわけです。中川製袋については、同じ値段にしますと、結果的に統一料金にするということを市は誘 導しているわけです。一方では、住民説明会では独占禁止法に触れると言いながら、結局こういう仕組みをつくってしまった責任というのは、全然考えていない と。これも先日申し上げたように、基準がすべてを物語っているわけです。その基準のことは後で申し上げますが、日東興産と大倉工業は代理店契約を結ばせた と、そして日東興産とその先ほどのマルモトというのは、先日お渡ししました謄本にもあるとおり、社長と取締役が入れかわっているだけの会社です。それで、 日東興産には倉庫も何もないから、与野のマルモトのところで全部配送を受けるというのですが、実際不合理な話なのです。中川製袋でつくったものを与野まで 持っていって、そしてまたそれを配送してもらうと、そういう不合理なことをしてまでも、何でこんな仕組みにしたのかというのが、非常に一般の庶民から考え ても不思議なことだと思うのです。
 そして、先ほど言ったように、2台のフリーダイヤルが置かれていて、その電話に よって0204の中川製袋の番号を出すか、0201の日東興産の番号の認定番号を出した袋を出すかということを区分けしていると、それだけのことで、いわ ばカムフラージュもいいところだというふうに考えています。
 価格が、そのために異常に高くなったわけですけれども、これはもうこのルートで全 部いけば競争はできないわけです。中川製袋が内緒の話として大倉工業に卸している価格、活性フロキサイドがありますから、多少高目になります。それでも 10円前後、11円にはなっていないという形で、それがどういう形で卸価格が17円まで跳ね上がっていくのか、これは4割も5割も価格が上がってくるわけ ですから、それが非常に不明です。
 それから、これは他のメーカーに聞きました。これは、指定袋について問題点を指摘 しているメーカーですが、活性フロキサイドが要件である以上、事実上は大倉工業に限定されます。大倉工業から技術とマスターバッチ、マスターバッチという のは中に入れるものです、の供与を受ければ、他社でも製造可能であり、また大倉はそうする意思があるとも表明していると記憶しています。しかし、マスター バッチの価格コントロールは大倉が握っているため、大倉の手のひらの上で踊ることにしかなりません。実際にそんな奇特なことをする会社は皆無でしょう。と いうことですが、やはり地元ですから、中川製袋は奇特なことをしたわけです。結果的には、流れに流されてこういう結果になったというふうにお話をしていま す。もう何が何だかわからなかったと。でも、おかしい、おかしいと。既に基準を先に持ってきて、これができるかと言われたときからおかしいと思っていた と。結果的には、こういう形で下請のような、要するに同等だと、メーカーとしては同等にもかかわらず、下請のような立場に追い込まれたというふうに言って います。
 これをやったのは、つまり桶川市が中川製袋にこれをつくってくださいと言ったとき から始まるわけです。そうでなかったら、つくっていなかったと思うのです。でも、それでは独占で単一価格でまずいということで、桶川市の方が中川製袋にぜ ひつくってくださいと言ってきたのではないでしょうか。
 それから、この活性フロキサイド入りの市販のものですね、桶川市のは0.04ミリ です。市販のものは0.03ミリですが、これでも十分成り立つと。これは、ほかのハケシタ産業等々に聞きますと、大倉工業との取引がありますから、これは 実際に売られているものです。これは、卸値価格で79円だそうです。それがどういうふうな形で上がっていくのか、仮に4ミリだとしても80円ちょっとで す。それが、どんな形でそんなふうに17円まで卸価格がなっていくのか、私は非常に疑問だと思います。
 そして、これもメーカーに聞きました。全部17円、16円の金額コストを見まし て、すべて3分の1以下で卸せると。国内産でですよ。こんなに高いことはないということも、これはメーカーの方に全部調べていただきまして、インクの質か ら全部調べていただいた結果、そういう話がありました。なぜかというと、非常にビニール袋というのは簡単だそうです。これは、大倉工業のパンフレットです が、ビニールというのは非常にメーカーとしては簡単で、こういうふうに遠心力で空気を回して、上から巻き取っていくそうで、農家のちょっとした工場の中で もビニール袋はつくれるそうです。ですから、ある意味では価格競争にもなると。そんなに高いものではなくて、原材料費と人件費だというのです。それがすべ てだから、そんなに価格に差があることはないということも、これも聞いています。
 それから、ここに基準がありまして、色の基準とかあるのですが、着色5%と指定す るのはおかしいと。同じ色、透明度でもインキメーカーによってマスターバッチ、いわゆる顔料が持つ色の強さは異なるのだと。そのメーカーのマスターバッチ を使えば、あるメーカーだったら4%で済む、またあるメーカーだったら6%入れなければいけないとなるのですが、この指定基準では全部指定をして、品番ま で指定して、そして5%顔料と、これは明らかに一定の工場がつくっている、その顔料を想定したことしかあり得ないのです。同等品でいいというふうには言っ てありますけれども、5%入れるとか、その細かく指定する必要というのは全くなかったわけです。
 それから、もう一つ、メーカーが言ったのは、外袋の厚さを指定する意味は認めにく いと。外袋の強度を管理するのは、元来メーカーの役目であり、役所が数値を定める必要はないというふうに、やはり言っているのです。だから、そういうこと もメーカーに見てもらうと非常によくわかる、私も最初は素人で全然わかりませんでしたけれども、一つ一ついろんな情報を集めていくうちに、これは余りにも 強制的に品番を指定して、余りにもメーカーを指定し過ぎたと、想定したものであるということがよくわかってきました。
 さらに、6色をすべてセットするということですから、これでこのメーカーの人たち、営業マンはそれぞれネットワークを持っておりまして、いろんな営業マンに聞いてくれました。そうしたら、やっぱり6色セットで、しかも活性フロキサイドとセットでやるということで、すべてのメーカーは手を引くのだと、ほかの色袋だったらできるのだそうです。だけれども、そういうメーカーが手を引くということで、結果的には大倉工業しかできないということになるわけです。
 さらに、製造業者が直接小売店 に販売することが条件だというと、ここで中川製袋はもうずれるのです。なぜかというと、これをつくるときに、非常に抗議をしました。そのときに、私のとこ ろは販売網を持っていないので、それでもよければつくりますということを言っているわけです。この6色つ くってくださいと言ったときに。それで結構ですという形でつくり始めているわけです。その後で、大倉工業に呼ばれて、お宅は販売網持っていないだろうか ら、一手に自分のところに入れてくれと、販売網も自分でやるからと、こちらでセットするからと言われれば、はい、そうですかと言わざるを得ないのです。こ の仕組みというのは、非常に問題があったと思います。
 それから、もう一つ、ここで先日指摘しなかったのですが、4月の15日に各業者に 文書を配付したと、参加をしてくださいという文書を配付したという説明がされました。ところが、この製造業者認定基準、それからごみ袋指定基準について は、4月の25日の市長決裁なのです。つまり、市長決裁をする前に既に文書が配付されて、メーカーに誘いをかけていると、これは行政として非常におかしい ことなのです。通常告示もあるかと思ったら、告示もないと。かなり市民に大きな影響のあるものだったら、普通告示もするものですけれども、それもないとい うことで、これを考えると、どういうことなのかと。ということは、市長決裁を4月25日にもらう前に、市長が「いいからやれ」と言って動いたのか、もしく は決裁は形式的で、ずっとそのまま仕組みができ上がっていたのか、そのぐらいしか考えられないです。あとは、もう職員が市長のコントロールに関係なく暴走 しているか、そういうことしか考えられないのです。そういうような行政の仕組みというのは、本当にあっていいのだろうかと、決裁をする前に動いてしまう行 政とは一体何なのだろうか、このところは非常に問題があると思っています。
 それから、先日も申し上げましたが、ごみの量がふえると、これははっきりしていま す。私のところはプラスチックで、これはクリーニングの袋です。クリーニングの袋、穴があいていますので、ここを縛って、これにプラスチックを入れます。 全部見えますけれども、これでプラスチックは軽いですから、十分これで成り立ちます。二重にしても、今まであるごみが、これにごみ袋を入れるわけですか ら、結局その分だけごみがふえるのです。人間というのはすごく知恵があって、今まであるものを何とか活用して、それで生活をしようと思うわけです。これ、 クリーニングの袋もきれいなものは1回クリーニング屋さんに返して、再使用してくださいとお願いします。くちゃくちゃになったものについては、こうやって プラスチックのごみ袋の中に、ごみ袋を入れるときに使います。これで、結局プラスチック1袋分のごみが浮くわけです。そういうことで、それからもう一つ、 強度なのですが、ここに0.04ミリ、40ミクロンの袋があります。これは大きな袋で、布団なんかを入れるときに使っています。これは、70リットルで す。30リットル、これ半分です。そんな強度は絶対要りません。これで40ミクロンです。うんと大きい、重いもの入れても。それをあえて5ミクロンです か、そこまで厚くする必要というのは、果たして本当にあったのだろうか。
 私は、ここでぜひ申し上げたいのは、環境基本法の精神なのです。環境基本法ができ たときのこの第4条です。環境の保全は、社会経済活動、その他の活動による環境への負荷をできる限り低減すること、その他の環境の保全に関する行動がすべ ての者の公平な役割分担のもとに自主的かつ積極的に行われることになって、健全で恵み豊かな環境を維持しつつと、環境の負荷の少ない健全な経済の発展を図 りながらと。これは環境の負荷は、もうかりますよ、業者は。高くなりますし、生産するわけですから。生産してすぐ捨てるものです。使って捨てるのではなく て、すぐ捨てるものです。要するに、バブル経済もそうです。高度成長下でも、日本経済は使い捨て文化を謳歌してきたと、その結果今私たちの日本はこれだけ の不況とリストラとか、生活難にあえいでいると。その反省から環境基本法もできているし、環境基本計画もできているのです。ですから、今あるものを十分使 うということについては非常に大事なことなのに、新たにごみを捨てるために、これに印刷をかけます。印刷のコストは1円50銭だそうです。それにかけて、 色をつけて、色のコストがキロ当たり2,000円から3,000円だから、さらに2円ぐらい増します。そういうことにして、それで捨てるのですよ。お金を 出して、そういう不経済なこと、不効率なことを、そして環境に負荷を与えることを、本当に行政がやっていいのでしょうか。もっと十分な検討をして、市民の 中に協力を求めて、分別を先にやることが先だったというふうに私は思います。
 RDFの以前から、分別については皆さん議会でも質問しています。女性議員でも、 特に佐藤議員、飯野議員、加藤議員、みんな分別やっています。私もやりました。なぜかといったら、RDFとかごみと関係なく分別をすることは、リサイクル を促進することです。環境に負荷をかけない、私たち自身が負荷をかけていることを反省して、どうやってこれから持続可能な社会をつくっていこうかというこ とになったはずです。でも、それに関しては一切やりませんでした。RDFだからと言って。そういう今までのごみ処理特別委員会の反省は、そこに分別を一層 進めるというのは、その反省もあったからです。RDFがだめだと言ったのは、生ごみもプラスチックも全部一緒にしてごみをふやして、そしてそれで安全性も 保証されていない、しかもルートが、はけ口がわかっていなかったということでだめになったはずです。その分別のきちんとしたものを、その趣旨を生かさず に、二言目には環境センターの住民の要望、大変な思いをしていると、そういうことですべてを片づけようとしてきたこの桶川の市政のあり方に問題があるので はないでしょうか。
 もし環境のことを考えるのだったら、私はもっとこのRDFのときに大利根町にも行 き、藤岡町にも行き、さんざん環境問題で苦しんでいる人たちの話も聞きました。環境センターの住民の話、大変です。私もそう思います。それでも、やはり赤 堀のRDFの工場をつくるという場所の住民も押しかけてきました。今まで工業団地で、環境について非常に心配があったと。環境の悪いものは入れないと言っ たのに、今度は何だということも聞きました。みんなそういう人たちの声を私たちが真摯に受けとめるのだったら、即分別は実行しなければいけなかったはずな のです。それをやらないで、議会がRDFを拒否したから、拒否したからということで、今回の6分別ということにはストレートにつながらないのです。むしろ 逆行するということで、私はここのところに非常に憤りを感じるのです。
 次に、嵐山のエコ計画というのがあります。嵐山町は、全部塩ビを排除します。ダイ オキシンを除去して持っていきます。桶川市は、エコ計画に預けていながら、塩ビも全部含めるのです。それも除去すべきだと。これは、嵐山町の住民の声でし た。でも、桶川市はそれはやらないで預けてきて、お金を出せばいいということになっていました。地域住民のそういう声というのは、やはり神栖町も同じ状況 です。そういう声を本当に真摯に受けとめるのだったら、まず分別が先にありきだったと思います。
 牛乳パックの問題もそうです。今度の牛乳パック、中にホイルが敷いてあるものがあ ります。これは、容器リサイクルの紙ごみの方で出すそうです。でも、これもこうやってはがせば牛乳パックと一緒に出せるのです。そういうこともあります。 それから、このおしょうゆのふたもあります。これは、はさみがあって、これ取れるのです。そういうことを私たちはして、きちんと分別をしているのです。そ の10年以上こういう分別をしながら考えてきたことは、何も厚い袋を指定して、色を刷って、桶川市のごみといって、それから絵を入れて、漫画を入れて、そ んなことしなくても、日常生活の中で分別はやっているのです。その分別をやっている人たちからすれば、色の指定なんていうのは、全くナンセンスです。これ は、回収側の論理というか、私は業者がもうけるようにつくったとしか考えられないということを、あえて指摘しておきます。
 それと、もう一つ、ここで市長も、それから課長も説明会で言いました。色のついた ごみ袋で違う色を出したら、不心得者がいると、そういう者に対しては出しにくいだろうと、だから色づけにするのだと言いました。本当に分別をして、こうい うふうに出す者は不心得者ですか。私たちのやっている環境に対するこういう配慮というのは、不心得者でしょうか。これは、村八分の発想ですよね。色がな かったら、分別をしている人だって村八分、色の中にいろんなもの入れたら同じことです。こういう考え方というのは、環境保全の精神、環境基本法の精神に反 するのではないでしょうか。10月1日から持っていかない、ラベルを張ると、あなたは不心得者ですよとラベルを張るのですか。こういうものをリサイクルし て、中が見えるようにしてやっても。
 今回プラスチックは外部委託をするということで聞きました。それから、紙のごみも外部委託をするそうです。約2万円弱、一般ごみの。
○議長(渡辺映夫君) 提案者に申し上げます。
 簡潔にお願いします。
◆21番(北村文子君) 一般ごみの金額と同じ金額だそうです。そういう形でやるの だったら、私たちが、市民が環境保全にもっと注意して、それだけのお金をかけなくたってできるのです。そういうふうに、色の袋を指定したことについて、余 りにも一方的というか、ずさんな形、しかも法的な手続もきちんととれていないということについては、大きな問題だと思っています。
 私たちが今やらなければならないことは、間違ったことをきちんと市に間違ったとい うふうに言うことではないかと思うのです。やらなければいけないことは、小さな不正でも、そして小さなずさんさでも、これはだめだと言っていさめることな のです。議会というのは、多分市民の利益を第一に考えて、そして公共の福祉も考え、環境保全を考える立場ではないのでしょうか。今この制度というのは、業 者を利する、そして市のずさんさがそれをカムフラージュして隠ぺいしてしまう、そしてこれによって市長をかばうのです。私は、市長はすべてすばらしいとこ ろもあると思っています。でも、今回のことはいただけない。能力もあるし、すばらしいところも十分あると思うけれども、だめなものはだめですよ。そして、 直してもらうことによって、もっといい市長になるのです。そういうことが大事なのではないでしょうか。是々非々論で、私は議会として、これは市長をいさめ る勇気を皆さんに持っていただきたい。これは、仕切直しをして。
 これで本当に混乱するかという議論がありました。混乱はしません。10月1日から 普通のごみ袋でとっても、12月1日に業者に渡すということについては、ほかの市町村に渡すのは半透明だったらいいわけです。混乱はしないのです。市民の 納得を得てやる方が、よっぽど混乱がないのです。
 私たちは、今リストラとか不況で自殺する人もいっぱいいます。私の乗った電車にも 飛び込んだ方がいました。そういう人たちに対して、申しわけないと思うのです。もっときちんと我々議会として、身を賭してやはり市長をいさめると、そうい う勇気をぜひ持っていただきたいと思います。
 ぜひこの制度については、もう一回仕切り直しということで、この意見書に賛同していただくよう、ぜひ皆様のご賛同をお願いしたいと思います。
 大変長くなって申しわけありませんでしたが、これは半分に切りましたので、私の気持ちです。ぜひ皆さんのご賛同をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
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そしてその後です。校正取引委員会が桶川に事情を聞きに来ました。
その結果、当時の助役がまともな人だったので、助役もこの仕組みはおかしいと認め、後にもゴミ袋検討委員会を作って、6色を廃止して、2色にとどめたのです。本当は一色でよかったのですが、最低限の意地で、2色になったのです。
ネットで議事録を読める時代は本当にありがたいですね。
まだ検索すれば、いろいろ出てきます。
今日は長いので、6色のゴミ袋が突然押し付けられたことを書きました。
次は、談合について、書きます。
また、裁判の陳述書も近々載せます。楽しみにしているのに、といわれてしまいました。すみません。
漫画も取り上げました
もうひとつ佐藤議員が、取り上げたのが、向かい風の漫画です。「200万円ですみました」と言うくだりで、いかにも市長に似ている。と言うのですが、何を勘違いしているのでしょう。
どうやらこの話しを市長も知らなかったらしいので、あえて書きます。
これを拡大して議場で見せました。市長に良く似ていて、いかにも500万上乗せしたように見える。と言うのです。
これもめぐりあわせか
不思議なものです。たまたま佐藤議員は桶川西高校の話を出して、そこに渡辺照雄先生の名詞つきの資料を配りました。どこかで聞いた名前だけれど、と言いつつ。
そうです。このご苦労さん、と言ったのは、故渡辺映夫元議長です。ゴミ袋の時の議長でもあるのです。
そして、この裁判は、渡辺さんの遺言です。死ぬに死に切れない、と亡くなっていった、彼の話をどうして忘れられるでしょうか。死人に口なしとはいきません。証人もいるのですから、これはまぎれも無い事実です。
そして紹介された医者が専門家ではなかったために死を早めたことも忘れません。
市長の言葉
それで、いろいろいい訳や恨みつらみをいった中に、借地ではなく土地を手に入れてから建設を進めるようにと議会が決議した意見書について、佐藤議員は一票差で、出来なかったと言い、市長は「あの時止まらなかったら、今頃建っていた」と、またまた議会を軽視する発言。
強引に出来なかったことはすべて人のせいにするのでしょうか?
私がブログで書くのは、彼らを敵にしているのではないのです。政治的立場にある人は、その言動が常に人の目にさらされているのです。そして議会は、それをチェックする立場にあるのです。だから、権力をかさにきたり、民主主義や法律を理解しなかったことに対しては、批判せざるを得ないのです。
市長は私のことを「品性の問題」、と言いました。3回も選挙に当選しているのだからとも。
正しいものが必ず選挙に勝つとは限らないことは自分が一番良く知っているのではないですか。いろんな選挙をしているのだから。
私の信念は変わらない。
渡辺さんの墓前に報告できるまで戦いつづけます。
庁舎の業者選定から、契約解除まで、真実はひとつです。
もともと借地で建てようとしたことが、問題を大きくし、それを指揮したのは市長です。
ついでに、決議の内容も入れておきます。
議第7号議案 新庁舎建設急ぐあまり、将来に禍根を残さぬよう慎重な取り組み
 を求める決議
 1 新庁舎建設について、議会特別委員会を設置し、現庁舎は老朽化し、震災時等の安全が確保できず、狭く、分散化し、不便で業務効率が悪いことから、約31億円の庁舎建設基金を活用し、建設するとの結論となった。
 建設場所については、下日出谷東土地区画整理地内に約1万9,500平方メートル の市有地が確保されていたが、区画整理事業が大幅に遅れ5~10年以上先でなければ建設できず、早期建設のためには、地権者が協力の意向を示している現庁 舎の隣接地を買収して建設することが望ましいとの結論となった。
2 議会の結論を受け、市は現在地に加えて隣接地を取得して庁舎を建設することを決定し、用地買収に取り組むとともに、並行して基本設計に着手したところである。ところが8月4日開会の議会全員協議会において、現在と同様に、駐車場として借用できるものの、庁舎建設も 買収も不可能との説明があり、議会は市に再交渉を求めた。その結果、9月4日議会全員協議会において、借地での建設に合意を得、今後、用地買収交渉を続行 するとの事であった。また、買収のための条件としては、隣接地約1,500平方メートル及び現在の場所と同等以上の土地利用が可能となる代替地を見つけ、 現有地と交換するとのことであった。
 3 したがって、本議会としては用地を買収できず、借地に庁舎を建設するとして も、地権者の希望に添った代替地を確保することは極めて困難と判断せざるを得ない。また、JR線路側の駐車場用地についても一部合意が得られてはいるが現 状ではそれ以外の買収が困難とのことである。さらに費用の面においては、居宅の移転補償及び、毎年毎年借地料がかかり、23年余りで買収価格に等しくなる と思われる。
 4 市役所の建設は、市民の大切 な税金を使って行う歴史に残る大事業である。下日出谷東、上日出谷南、坂田東・西区画整理地内及び南小跡地等々他に用地があるのに、なぜ借地に市庁舎を建 設しなければならないのか疑問であり、また、借地の方が財政面の負担も大きくなるため、市民の理解は得がたく、建設を急ぐあまり将来に禍根を残すことになる。
 よって、隣接地及び駐車場用地の買収ができない現状においては、基本設計にかかわる事務は停止し、隣接地等の買収交渉は期限を定め、不可能であれば中止し、新たな建設地を市民合意をもとに選定するべきである。
 右決議する。
                                桶川市議会
 平成18年9月20日
                    提出者 桶川市議会議員 白子敏夫
                     同     同    市川幸三
                     同     同    皆川宗治
                    賛成者    同    渡辺映夫
                     同     同    山崎忠行
                     同     同    関根 武
 

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