一昨日の議会最終日、急きょ、議会運営委員会が開催され、
何かと思えば、市長の行政報告を追加するというのです。その内容は、下日出谷東の拠点街区の出店者が、ユニー㈱に決まったというのです。
私はすかさず、問題提起をしました。
「これまで、区画整理組合の事業について、行政報告がされたことはない。市内の情報をできるだけ詳しく出すことには歓迎するけれど、今後についてどのように考えたらよいのか。」
大隅委員長「組合から市長に報告があったということです。」
北村「市長の報告があったことは、行政報告するのか。」
佐藤委員「行政報告は市長の裁量権。議会が制約できるものではない。」
北村「行政報告なので、その通りだ。制約するものではない。しかし、坂田西の拠点街区を9億円で売ったときでも、行政報告していない。今後はこれを契機に事業計画の変更など、大きなことは議会に報告するよう要請しておいたほうが良いのでは。」
ということで、決着をつけましたが、私はこの件について、組合事業と市の行政の範囲とその境目がないばかりか、市長、副市長が積極的に進めていることに、客観的に見て疑惑を感じているのです。
向かい風で書いた話
私は、この問題、最初からおかしいと思って調査を続けてきました。約5年にもなります。それは私だけではなく、区画整理の運動をやっている人たちの目にも留まり、国会の質問主意書(内閣総理大臣が答える書面)にも取り上げられました。見直し検討委員会のおかしな経緯についてです。しかも情報公開をしなかったことで、ますますその疑惑は膨らみました。
だから、私はあえて向かい風56号でイオンとの噂があると書きました。当時の噂はそうでした。だから皆さんに伝えることにより、シナリオが変わってくるのではないかと。
案の定、変わりました。賢い会社なら、まず撤退をします。それでも出店するには、それだけのものがあるとしか考えられません。
しかも、組合の決定したことをあえて、議会に報告するのは、これは牽制です。何に対して?
今日は、29日、一年で最も忙しい日に加え、母の病院通いもあり、細かく書くことは出来ません。しかし、このような経緯を私はこれからも追いっていこうと思っています。
疑惑の経過
下東だよりが、昨日配られたそうです。余りに速さに驚く他はありません。その経過は
11月28日、プロポーザル選定委員会で、イオン㈱と、ユニー株の2社を答申。(ここに元(財)まちづくり協会の常務理事篠田氏が委員となっている。他に副市長も)
理事会が何度かされているそうですが、なかなか来まらず、総代に意見を聞いたうえで決定する、となったらしい。
12月10日 総代会勉強会 ・・・延期された
12月22日 北村、一般質問。組合理事たち数人が傍聴。近隣商業地域にするのは違法であ ること、用途地域を変更せず組合事業計画出商業施設を計画したのは違法であることを指摘。(ネットで質問内容を見ることができる方たちではないので、職員が知らせた?)
12月24日、総代会勉強会。様々な意見が出た。・・・この経緯ではいまだ契約は早すぎる。
12月26日 理事会で、ユニー㈱に決定
12月27日 ユニーと契約、8億5千万円入金
理事会で決定した翌日に契約をし、その日に8億5千万円を支払う会社など聞いたことがありません。どんなことをしてもそれはありえません。
つまり、とっくに決めていたということです。
ご丁寧にも、翌日には「下東だより」が作成されているのですから、市の職員がそんなにすばやく出来るわけもなく、これは明らかに、とっくの昔に話ができていたということになります。
おそらく選定委員会もダミーでしょう。何しろ組合員も総代も傍聴できないのだから、それで減歩はちゃっかりされるのだから、何と桶川の市民はおとなしいのでしょう。何と組合員は、お人よしなのでしょう。
いやいや、これに怒った組合員もたくさんいると思います。しかし、これは組合だけのことではありません。市の補助金も多額に入っていて、しかもこれからの桶川のまちづくりに大きなも影響を与える大開発計画です、利権のチェックをしていかなければなりません。
今日は、怒りをもって、報告しました。(まあ、考えられたシナリオではあるのですが、職員主導とコンサルの暗躍の餌食にまたなるのでしょうかね・・・・。)
下東だよりです。
下東便り011.12.281 (1)
目次