新年明けまして、いかがお過ごしでしょうか。今年は一層頑張ります

年明け早々から、政治を嘆いても、と思い、明るいニュースを探していましたが、残念ながら、どこを向いても怒りばかりです。
忙しさに、ブログも更新できず、1月ぎりぎりに書くことになってしまいました。
書くことは山ほどあれど、まずは桶川の状況から始めます。
国政の混沌は、今始まったことではないけれど、そんなときこそ、地域がしっかりしなければ、という時代。しかし桶川はこれに輪をかけたアナクロ(というより、たとえようもなく政治無知、勘違い)なことをやっているのです。
議会のチェック機能 桶川は第2の阿久根市か!
12月議会に、議長を通し、資料要求をしました。
議会は執行部に対し、市政の調査を目的に、資料を請求することができます。形式は、各議員が議長に対し、必要な資料名を書いた書類を提出し、議長が議会から執行部に資料請求をすることになります。
議長は、正当な理由がない限り、それを拒むことはありません。私は上原市長のときから、ずっとそうしてきました。ただし、執行部が改ざんしたり、資料を適当に作る可能性のあるものについては、情報公開で生の資料を請求することにしています。
ところが、岩崎市長になってから、資料を渋ることが多くなってきました。それでも歴代の議長はそれなりに頑張ってきたのですが、2年前からそれが揺らいできました。
おかしな話なのです。議会は市政をチェックしたり、提言したりする機能と義務があります。そのためには市のやっている仕事を確認し、チェックするのは当たり前。議会のチェック機能に応えてこその市役所なのです。
ところが、今回、ひどくお粗末な市長の「拒否回答」文書が議長宛に届きました。
そのいきさつはこうです。
12月議会の資料要求
今議会の一般質問は、初議会のこともあり、多くの方が公約に出していた「子ども医療費の窓口払いの廃止」について質問が出ました。誰に対しても実施せず、の回答で、その理由に、
①    国のペナルティも含めて8000万円の予算が増える。
②    親が安易に医者にかかるようになり、医療費がかさむ。
とのことで、市長は「自分が市長の間は実施しない」と明言したのです。これには多くの議員が驚きをもって聞き入りました。
その後、休憩中に話題になり、私も8,000万円の根拠を確かめなければならない、と思いました。多分、私が推測するのに、他の費用も上乗せしているのではないかと・・・。だから、資料要求で確認しておこうと思いました。窓口払いの廃止は私の公約でもあるので。
 
で、議会の最終日に議長宛に資料の入手のお願いを出したのです。
ところが、相子事務局長から、
①    書式があるのでそれにしたがって欲しい。
②    今年の議運(議会運営委員会)で、執行部と予め調整することが必要になった。
と言われ、ビックリしました。その議運の議事録を出して欲しいとお願いすると、議論はされずに結論のみ。私は当時の議運のメンバーに大きな責任があるとも思いましたが、佐藤前委員長が仕切ったと聞いています。
議会の自殺行為
つまり佐藤前議運委員長は、議会の権能を自ら削ぐ決定を仕切ったわけです。これについて、誰かが提案したのであれば議事録があるはずです。委員長ならこれだけ重要な案件を議論なしで、休憩中の話し合いで済ますわけがありません。
いくら与党だから、と言っても信じられないことです。「議会は民主主義の学校」「議会は市民と行政のパイプ役」と言われる役割をかなぐり捨てて、これまで先人が築いてきた努力も実績も崩してしまったのですから。
二元代表制(行政と議会)を機能させるには、同じ土台での議論が必要です。しかし、行政が自らの情報を隠していたら、無理になります。情報隠しを議会自ら公認してしまうなど、市民から良く出る「議員は働いていない。」「議員は要らない」という批判が的を得ていることになります。
それが市長の狙いなのか、こんな決定をした人の狙いなのかと、考え込んでしまいます。
市長の回答
質問に対する回答は以下の通りです。 
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資料提出要求につきましては、市議会本会議・常任委員会・特別委員会に必要で、市議会議員全員に配布するものについて、対応させていただいているところでございます。
平成23年12月27日つけ桶議第289号で依頼のありました資料提出請求につきましては、議員個人からの請求でありますことから、対応できませんので、情報公開手続きにより資料の取得をお願い申し上げます。(桶川市長 岩崎正男)

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原文→
しかも、この回答、かなり遅れ、最後は「市長が風邪をひいたから1日休みなので、遅れる」
と言ってまで、ずるずる延ばし(前日も翌日の防災訓練も元気でしたよね)・・・公式文書を出すに際し、誰かと相談したかったのでしょう。
 このお粗末なつたない文章の内容を紐解くと、こうです。

  • 市が出した議案は賛成して欲しいから、資料を出す。たとえ議員個人の請求であっても。
  • 自分たちに都合の悪い資料は出したくない。たとえ本会議の一般質問に答えた内容であっても。

 
この、矛盾と幼稚さに呆れるばかり。つまり議員が働かないように、コントロールしているということなのです。これでは、「議会は何やっている。」と、ますます批判は増え、裏で口利きをしている議員だけがのさばるようになってしまいます。
そして、議会をコントロールしようとする市長。第二の阿久根市になりかねない議会の危機に陥っています。
議会の資料は議員全員のものであり、市民のものです。市政は自分のものと勘違いしている面々がいる限り、桶川は良くなりません。
そんなわけで、桶川をこれ以上悪くしない仕事がますます増えて、建設的な仕事が出来ないのが悩みです。それも仕事のひとつですが、トップ次第でまちがこうもひどくなるのかと思う問題が山積みです。
今年はもっと頑張らないと。皆さんの応援をよろしくお願いします。

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