紅葉が日々
市内の各地を回っていると、秋があっという間に来てしまった気がしています。毎日、葉の色づきが変わり、命を感じながら、生かされていることに感謝です。
教育委員会の会計実態
組織は、上に立つ人のモラルとやる気で決まる、ということが今回の情報公開の感想です。それと内部のチェック機能がないこと。さらに監査委員会が機能していないこと。
ふー。ため息が出る日々です。このまちは一体どうなっているんだろう・・・・。
憲法第十五条 2 すべて公務員は、全体の奉仕者であつて、一部の奉仕者ではない。
このあたり前のことが、できていないというのは、「桶川むら」の特徴です。そういう人が管理職になるともっと悲劇。小中学校の小規模工事の契約書は、実に雑。とりわけ21年度はひどい。都市計画課の樹木管理委託も21年度がひどい。ひょっとして、これらは、私が議員を辞めてから、チェックをする議員がいなくなってタガが外れたというか、やりたい放題の発注だったのではないかと・・・・。
その結果、無駄遣いというか、市内の小規模業者に公平に発注する仕組みを崩してしまったのですから、申し訳ない、とも思いますが・・・・それも本末転倒だと思います。憲法を守る義務とモラルがあれば、もともとやってはいけない事をやっているのですから。
議会にしたって、残り20人がいたのですから、・・・・最も口利きをする議員もいれぱ、パフォーマンスだけで特権意識を持った議員もいるので、どうショーもないかな、って。
市議選を前にリーフレットが個別に投げ込まれる事件が多発していますが、選挙違反です。そのお陰で情報も入るのですが、市長と小野県議の応援をもらっている候補者の多いこと。私は野党の立場になれる人を応援してほしいと思います。
今の市政が、オーケー、桶川は安泰、と思っている人は別ですが、少なくとも議員としてのチェック機能は果たすことができません。大規模ショッピングセンターも、区画整理事業の実態解明も、談合の仕切りを辞めさせることも、できないどころか、現状推進に回るでしょう。
それが自分たちの首を絞めていることは、過去の選挙でもわかっていることなのですが、市民が賢くならない限り、このまちは変わりません。結局税金の無駄使いを、認めてしまっているのです。
中学生の言葉
川田谷でしたか、街頭でマイクを持って話をして、終わったら言われました。「桶川の人は、みんな今のままでいいと思っている、悪いことがあっても自分に関係ないと思っている。」
上日出谷でも、高校生に聞かれました。「組合の問題って具体的にどういうことですか?」
「工事をするでしょ。同じ時期に、側溝を通して、下水道を作って、そこに道路工事をするの。その他に整地という土地の均しをするの。その場合に一回してやっていないのに、何回も費用を上乗せしているの。」
「それは、許せないですね。無駄使いですね。」「頑張ってください! 」
このムラは、純粋な若者にゆだねるしかないのでしょうか? そこまで、命のある限り引き継ごうと思っていますが、眠っている知識人が立ち上がることを願っています。このムラは、公務員として頑張ろうと思っている若い職員まで、潰してしまいかねないのです。
予算差し引き簿が前年度しかない
ちょっと民間では驚く話をします。各課や部ごとの支出の一覧表がないてのです。したがって内部チェックができない仕組みです。ではどうやって公金管理をしているかといえば、予算差し引き簿というのがあります。その課に配分された予算から、支出された金額を再引いて残額を算出していく帳簿です。
資料→22年度予算差引簿小学校修繕費
つまり、自分たちに割り振られたお金をひたすら使うことが仕事になっています。あまってもいけないし、足らなくなっても困る。だから年度終わりに近づくと、にわかに発注が増える。
にも関わらず、見積もりも取らずに随意契約をして、その理由を「緊急に補修が必要なため」と書いて、起案し、承認する。だから、学校で今何が必要で、そのためにどう予算をとっていくかではなく、決まった予算の中で、ただ使えばよいのです。節約してあまっても困るのです。
予算差し引き簿は、支出の内容と支出先と金額が書かれています。これがエクセルではないので、業者別に集計したり、分類したりできないのです。だから監査もおざなり。それでも支出票を見れば、すぐに問題な支出はわかりますが・・・。しかし、驚くことに、21年度になるともう残さないというのです。だから数字すら確認できず、でんぴょを1枚ずつ拾って入力するしかないのです。
時代遅れの市役所、チェックなどする必要がないとおもっ手いるほど、腐っているのでしょうか?
随意契約起案書のいいかげんさ
10万円以上の契約は、複数見積もり依頼→業者決定決裁→請書(契約書の簡単なもの)→工事→完了確認→請求書→請求書確認→支出起案・決裁→支出
という手順を踏みます。そのことで、
地方自治法第条 14 地方公共団体は、その事務を処理するに当つては、住民の福祉の増進に努めるとともに、最少の経費で最大の効果を挙げるようにしなければならない。
が守られるわけです。したがって、契約や支出に当たっては、仮に随意契約であっても見積もりが事前に必要です。ところが以下の起案書、代表的なものをアップします。
資料→21年度隋契決裁書
21年度はこの2社が殆んどの小中学校の小規模工事を受注していますが、10万円を超えるものであっても、このようにいい加減な契約を結んでいることで可能だったと思います。4年前の小規模工事では、1社が殆んどを独占し、確か1千万円近くの実績を挙げた上で、入札参加資格を取り、今は大口の仕事を取っています。その反面、何年も桶川で仕事をやっていながら、市から声がかからないために、入札資格が取れない業者もあるのです。桶川の場合、公共事業はとても閉鎖できです。
この決裁書では、緊急工事と言いながら、プールの修繕では、夏の使用時期ではないときに緊急としたり(緊急で見積もりが取れないほど急いでいるならなら、7月のはず)、出来高払いと書くことによって、言い値で払うことを約束したようなものです。予算の範囲からすれば、当然事前の見積もりで、検討をつけなければならないはずですが、全くもって無責任な契約です。この内容を見る限りは、見積もりを取る余裕はあったはずです。
水が噴出したり、漏れたりしても、バルブを閉めれば済むことですから。このような契約がいくつも見られ、なんだかそれが正しいような錯覚に陥ることもしばしばです。
桶川は一体、どうなっているのでしょう?他の自治体では考えられないほど、チェック体制がないと言うか、上司が指示をしているか、黙認して判を押しているとしか考えられません。
大きな無駄遣い
談合による大規模な工事に比べたら、たいした無駄遣いではないかも知れません。「巨悪を眠らさない」とは、警察官僚やマスコミが良く使う言葉でしたが、今は死後に等しくなりました。とは言うものの、とこでも頑張って正義感のある人たちはいます。巨悪の下には小悪があるのです。小さいことから麻痺して、やがては大きな犯罪につながることは良くあります。人の心や行動の常でしょう。そしてそういう人に限って顔に表れているものです。
巨悪の内包された一般競争入札の結果をアップします。
資料→21,22一般競争入札結果
次回は、下東の続きを書きます。
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