市長からの謝罪

第5次総合振興計画のゆくえ
第5次総合振興計画のパブリックコメントが8月末に締め切りになり、市のホームページによると、26人の人が意見を出したようです。しかし、この中には私の知っている人達がかなりいます。殆んどの市民が関心を寄せない計画のつくり方にまず問題があると思います。
意見を出さなかった人達は、3つにわかれると思います。

  1. この事を全く知らなかった人。広報を読まない人。
  2. 桶川に失望している人達。
  3. 全面的信任投票組、利権享受組
  4. 無関心

番外編として、総合振興計画の意味をわからず、パプコメの意味もわからない人、日々の生活に終われ、社会に目を向ける余裕のない人など。私の息子などは最後の部類に入ります。
全部で155件の意見のうち、採用したのは32件と報告されていますが、その多くが私の意見です。しかし。肝心の大きな方向性や土地利用の方針などは全くとりいれず、開発と大型店の誘致、企業誘致と、20年前の桶川市が考えていたことと全く変わらない、お粗末さです。
私の意見で直したところは、文章の矛盾や、主語述語がおかしな国語の問題や、明らかに桶川の状況を知らない、法律を知らないなどで書かれた部分を指摘をしたものです。その意味では、コンサルの手伝いをしたというか、不備を補ってやったに過ぎません。
この事から、このようなコンサルを選択した市の姿勢と能力、担当職員の「本気度」が問われているのだと思います。
12月議会で、計画の方針の承認を得るために、桶川市の今後について、広く市民の間での議論を経ずして、急いで作られたことが、各所に見られます。それも、下東区画整理組合の商業施設誘致のための用途地域変更と、上南区画整理地域内の大型公園廃止のためのマスタープラン変更や用途変更のために、ただひたすら急いでいるとしか思えません。
ホームページでの私の思想信条など、個人情報の提供
このパプコメについては、広報で概要と市の見解とを乗せる約束でした。そこでホームページでは、資料2として全員のものが掲載されていたのです。ところがです。
その中の私の意見だけ、私の住所と名前が載せられていたのです。
いつからアップしたのかは定かではありません。第8回の振興計画審議会の前に確認をしているので、少なくとも1週間~10日以上は垂れ流されていたわけです。それに気づいたのは、12日の金曜日の夜。一番最後に私の意見が載せらていたので、自分のは見なかったのです。
翌15日の月曜日は忙しく、担当企画課に電話をしたのは夕方。すでに永野議員より指摘を受けてあわてて、削除をしているところでした。
しかし、まず最初にすべきは、私への謝罪。そのことより、まずは「事なかれ」に抑えて、私が知る前に、ごまかしてしまおうという意図だったのでしょう。直してしまえば、だんまりを決め込むとか。なぜなら、すでに依然の資料にあった土地利用計画など、変わった部分がわからないように前の図面を削除した事もあったのです。それを部長は「単なる故障」と答えているのですから、信頼度はゼロです。
さて、電話で、私が「わかっているよね。」との問いかけに、「すみません。今直しています。」
「黙ってごまかそうと思ったの。」・・・・「いえそういうことではありません。まずは直すのが先かと。」
削除は1秒もかかりません。危機管理ができていないのです。それから、数十分たって、あわてて部長(課長?)と、担当者が自宅に謝罪に。(部長も課長も来たので、いつ来たのが誰だか興味も無く、忘れてしまいました。)
「今、始めて知りました。まことに申し訳ありません。」・・・本当かいな?上司に知らせないことがあるかな?
「チェックは誰がしているの。」・・・・「それが一人でやっています。チェックしていません。」
「情報公開だって、個人情報とか言ってやたら隠すくせに、何? 私だと良いわけ?わざとやったの?」・・・「いいえ、。そんな事はありません。単なるミスで・・・・」
「とにかく、謝罪するのね。早く議会にかけようとあせっているから、情報管理が杜撰になるのよ。市民の声を聞こうとしていないからじゃないの。」  何を言ってもすみませんの一点張り。
職員をいじめたって何もならないし、時間がもったいない。「チェックシステムをきちんとしたら報告して頂戴。」
と立ち話で帰ったもらった。そのついでに、付け加えた。
「私の個人情報はこれで2回目ですよ。だから、今回は我慢ならん、ということだからね。上日出谷南の区画整理だよりに、私の名前が名指しで入ったものがあるので、県から謝罪をするように堀越技官が指導されているはずなのに、毎週事務所に行っても知らん顔。それもきちんとしてくださいね。」・・・・「伝えておきます」
翌々日の朝、出かける準備をしていたら、部長から電話。「今すぐ行きます。」
玄関に3人の職員。市長の謝罪文を持って立っている。またまた申し訳ない、のオンバーレード。
しかし、この謝罪文、事実関係がごまかされている。「これじゃあ、事実がきちんと書かれていないじゃない。」

市長の謝罪文

市長の謝罪文


正直な話し、桶川市政に携わって、20年。個人情報の漏洩も、違法行政も数多く見てきたから、そんな事は、さもありなん、と思ってきています。だから、そんな事で動じてはいないし、もっとひどい人権侵害をされてきています。(加害者として身に覚えのある方も多いと思いますよ。)
しかし、今更ながら、桶川市は駄目な行政で、コンプライアンスや人権など、ちっとも考えていない事が、システムとして見える。これは、担当職員の問題ではない。管理職や市長が組織ヲ運営するに際し、何を重視して、市民に仕えるか、という意識や哲学の無さに尽きるのだと思います。
もっとも、第8回の振興計画審議会。すでに案が固まっている段階で、「桶川市の方向性が見えない。思い切って、ここを開発をするんだと、反対があっても良いから出すべきだ。」と発言した委員と、それに同調した委員。
計画案の変更をできる立場にいた委員の意識の低さ、社会性の無さ、わかってはいるけれど、改めて愕然とした思いで、傍聴をしました。
ちなみに、このような個人情報の漏洩の責任は、まず振興計画審議会にあるのです。桶川市は単なる事務局に過ぎないのです。その事を自覚している委員は何人いるのかなー?
市民との接点を意識した情報公開を心かげた委員はいたのかなー??

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