談合の話

今日は、決算委員会。朝から夕方まで、びっしりと審議をし続けている中、傍聴をしてきました。
それで、ブログに書かなければならないと思い出し、ひとつ用事を済ませてから家に戻り、今書くことにしました。
前回のブログを読み返し、誤字を直し、最後に次回は談合のこと、と約束したのを思い出しました。他にもいろいろ書くことはあるのですが、今日は改めて談合の話を書くことにします。
憶測で話をすることは簡単ですが、私ははっきり証拠が出たものについてしか、書きません。それこそ名誉毀損になりますからね。
これが公になったのが、2008年4月。出した証拠について、市は会議を重ねて、単なるミス、と片つけました。
 
2009年4月に私はこの話をブログに書いています。あのときには、はっきりとお伝えしませんでしたが、この事件は、長い間、司直が調べていたものです。事件の概要は、あのときの新聞記事が一番わかり易いので、再度掲載します。
その後、何人もの方から、告発すべきだと、忠告を受け、刑事告発をしたのが6月。

刑事訴訟法第二百三十九条  何人でも、犯罪があると思料するときは、告発をすることができる。
○2  官吏又は公吏は、その職務を行うことにより犯罪があると思料するときは、告発をしなければならない。

事件の経過
本来、指名委員会は市長が介入できない事になっているにも関わらず、市長→副市長→総務部長→課長→担当者へと、一旦決まった入札業者を、取りかえたという事件です。
しかし、指名委員会にかけるまでには、下水道課作成業者推薦書→財務課→指名委員会資料という手順を踏んでいるので、既に資料も作成され、会議も終っているので、その議事録も出来上がっていたわけです。
業者を変えるとなると、すべてをやり直すことになるのですが、それは入札不調になったときしかできないので、指示を受けた財務課で資料の改ざんと議事録の改ざんをするしかないのです。ちょっと考えると、指名委員会にかける前に、やっておけばよかったのにと、思うのですが、おそらく指名委員会が終ってから、すりかえられた業者に情報が漏れたのでしょう。
市長のところに押しかけてきた結果の業者変更の指示と聞いていますので、これは推測ですが、予め約束をしていたのかも知れません。
こんな話は直ぐに漏れます。これは複数の職員が証言していますので。その証拠をアップします。
これが、まず最初に下水道課で、指名委員会を担当する財務課に送ります。
そして、指名委員会の事務局である財務課がこの資料を作り、指名委員会にかけます。
これが、指名委員会での下水道課の説明です。
その後が、改ざんされた部分になります。
その前の正しい議事録はありません。ただし、私が告発した後の捜査によると、パソコンを消去した記録は復元されたそうです。
これを見ると、Aランクの業者などいないにも関わらず、AとBで決定するとなっています。それに辻つまを合わせるように改ざんした指名委員会資料が以下です。
この内申書というのは、指名委員会でこの業者に決まりました、という内容を市長に「内申」する文書です。つまり、入札業者の決定(指名)には、市長が関わっていず、決まったらお知らせをします、という仕組みです。そして予定価格を決めてください、と言う前段の手続きです。(実際には変です。それは業者の皆さんが一番良く知っていることです。)
その結果、以下の入札結果となっています
これが公文書虚偽記載で、私が刑事告発した内容です。しかし、これに関わった職員と当時の総務部長、そして市長までもがつじつまあわせともみ消しに躍起になり、何度も何度も会議を重ね、職員がこぞって口裏あわせをしたことで、この事件は不起訴になっています。
しかし、時効にはまだ時があるので、検察審査会にかけることができます。
この事件は、桶川がどうしようもなく病んでいることを物語っています。
改ざんの罪よりも大きい談合
職員は、上司から命令されれば止むを得ず、手を下したのかも知れません。しかし、法を守るべき公務員、とりわけ部下を守る立場の管理職が違法を指示するとは、どうしようもない市役所です。そして、当時関わった人たちの多くは退職をしました。
その人たちの中で良心があってやめた人。退職金を満額もらって退職できた人などいろいろです。
この事件は、単に文書の改ざんの問題ではなく、業者を取りかえて、その取りかえた業者が落札をしたことなのです。つまりここに官製談合の仕組みがあるということなのです。業者内でも、話し合いと天の声があり、筋書き通りにお仕事が決められて行くということです。
もっとも大きな罪は、すべて税金だということです。職員や管理職、市長の給料も、公共工事もみんな私たちの税金から出ているのです。
地方自治法第2条14  地方公共団体は、その事務を処理するに当つては、住民の福祉の増進に努めるとともに、最少の経費で最大の効果を挙げるようにしなければならない。
実は、この話を書くには、このような資料を画像にするまでの手間が必要で、なかなか時間が取れませんでした。しかし、今回の「名誉毀損」との一般質問によって、ある意味でよい機会となりました。
告発状をアップするには、非告発人の住所や氏名など、又出せない情報ナとがあり、これも書こうしなければなりません。又機会があったら、それはアップしたいと思います。
決算委員会は、傍聴できます。この地方自治法にのっとって審議をしているか、ぜひ傍聴をしてください。
次回の決算委員会は、10月5日金曜日です。午前9時半からやっています。
次は、庁舎の証人尋問を載せます。
 
 
 
 
 
 

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