初議会初日
このブログは、興味を持ってみられている方が多いと思いますので
ある意味で、確証のあることだけを書きます。
毎回、議長選挙ではいろいろな駆け引きや、権力争いが起き
不快な思いが残るのが常。だからなるべく白紙にするようにしてきました。
会派というのは、志を同じくする者が集まり、市政を良くするために活動するものだと思っています。単なる権力争いや、役得欲しさに群れていては、今の自民党と同じように成り下がってしまう。
元々、議員になろうと思ったのは、政治を地域から、市民が変えていかなければ社会は変わらない、と悟ったからです。
私はポスト団塊の世代。全共闘や連合赤軍の悲惨な事件を嫌というほど見てきました。
とりわけ、女性が差別されてきた実態も経験してきました。
権力を手に入れるために、魂を売るか、メフィストフェレスになるか
私にとっては当然の帰結。
そして、筋の通った人たちとつながっていくことが、究極の生き方です。
例え、自分の生きている時代に、全てが思うようにならなくても、歴史は進む
あとに続く者はものは必ずいる。
議長選挙
前置きが長くなりましたが、市議選が終わってから12月1日の会派届け
今日の初議会初日の議長選挙と山場がありました。
その中で、新政会を抜けた岡野議員、山中議員と、榊議員、須山議員が、「おけがわ未来」という会派を結成。
新会派として、「立憲・国民・維新」も。立憲の佐藤。新妻議員と、国民民主の近本議員が会派をつくることは聞いていたけれど、当日の休憩中に維新の細谷議員がそれに合流しました。
どの会派も、維新という名を入れるのが条件という細谷氏に対して、一線を置いていたのですが,立憲だけ維新の名を入れることを了承したことで、4人の会派になったのです。
私は正直ガッカリです。傍若無人の選挙のやり方を見ても、目的のためには手段を選ばずと、私の対極にある政党です。衆議院選挙では対立するはず。
今回は、佐藤議員に議長をさせるしかないと思っていたからです。渡辺まや議員を入れた5人の新政会の議長候補は岡安議員。残念ながら、今回、最下位の当選者です。混迷する議会の仕切りは難しいと、対外的にも恥ずかしいと思ったからです。
彼のせいではなく、客観的事実が物語っているからです。
従って、当初から佐藤議員と新妻議員には、そう話し、私は議運の委員長にさせてほしいと、伝えていました。
議会基本条例を制定していなかったことを大いに反省したからです。新人が多い議会では、いろいろな混迷が起きかねません。その時に議員として、あるべき姿を定め、規範となる条例が必要なのです。
数日前から、議長選挙が揉めていました。会派の代表者の話し合いがまとまらないという事でした。
会派代表者って何?
新政会と、立憲、未来、公明の代表者の会議です。なんの根拠もない会議で、当然、私ははじかれています。自分たちの役どりには、少数は眼中にないのです。まさに民主主義とは程遠い現状です。
その意味でも議会基本条例は、新人のためだけでなく、必要ですね。
様々な情報源から、状況は把握していました。
その中で、佐藤議員から電話があり、話し合いが決裂し、岡安議員と佐藤議員との一騎打ちの選挙になった、私たちの「ともに生きる会」の2票で1票差で勝てるのでよろしく、と。議運の委員長も、未来(岡野、山中)の2票と、立憲の新妻と北村で4票で、取れる、と。
その後、新政会から複数の働きかけがあり、いつものように白紙にできないかとの打診もありました。今回は、申し訳ないと、理由を述べて、副議長選挙は協力すると、伝えていました。
選挙結果は1票差で佐藤議長に
岡安…新政会5(糸井・江森・岡安・砂川・渡辺摩耶)、公明党3(仲又、岩崎、渡辺ひろみ)、渡辺光子 計9票
佐藤…立憲・国民・維新4(佐藤・新妻・近本・細谷)、おけがわ未来4(岡野・山中・榊・須山)、 ともに生きる会2(北村・浦田〉計10票
議運での裏切り
ところが、議会運営委員会。指名推薦で委員長を選ぶという事になり、江森委員がら糸井委員を推薦。北村を推薦する者がいない。 おかしい。
そこですかさず、私への推薦を願います、と述べ
岡野委員が推薦。投票することに。
結果は、糸井4票、北村3票…おやおやおや、裏切ったのは誰?!
私は、糸井議員の体調が今一つなので、引き受けることは無いと思っていました。体が第一ですから。
にもかからず、この結果です。
すぐわかってしまう事です。裏切ったのは新妻氏です。
佐藤議長に聞いたら、「俺は知らない。」「俺はそういうことは大嫌いよ。」
「本当? 建設文教の委員会で、私に副委員長をやれ、と言ったじゃない。その時、オヤ?って思ったのよ。」
「いや、本当に知らない」
さて、真実はどこにあるのでしょう?
ほぼ状況は掴んでいますが、あとは直接当事者本人か、私に聞いてください。
桶川議会の改革はこれで遅れることになったことは間違いない。
筋を通せない議員、裏切った者は、必ず後でツケが来ます。国政でもたびたび見られることです。
そういう人とは組まないし、対等に付き合わない。
小早川秀秋の末路では無いけれど、自分の利益を優先させた裏切りは、その人の人生を変えます。
因みに、新妻議員は、議運の副委員長になりました。あんなに毎日精力的に動き回ったのに、何一つ自分に回ってこないのが原因だったのでしょうか?
歴史に残る裏切りも、そそのかす者、それに乗っかる者、漁夫の利を得る者、溜飲を下げる者、いろいろな立場と役回りがあります。
ある意味で面白い。とにかく、私は裏切られました。そのことだけは事実です。
役ばかり欲しがっていると、顔つきも変わってきます。妬み、意趣返し、欲等々、 この歳になると、いろいろな人様も先様も見えてくる。
大した話ではないかもしれないけれど、宮沢賢治「そういう人に私はなりたい」ではなく、
「そういう人に、私はなりたくない」