本会議で言論封殺?

議会がおかしい

昨日は、15夜。お団子を作ったものの、あいにく曇り。

半分食べてしまいました。

8月30日は議会初日。市から提案された議案を委員会で審議する前に

本会議で、質疑をします。委員会付託前の審議と言います。

自分の委員会でない議案についての審議です。

私は総務委員会なので、民生経済と建設文教の委員会で、審議する議案について質問できます。

その審議で、不愉快極まりない、理屈が通らないことが起きました。

生涯学習センターの改修に9億7268万円

建築 ㈱島村工業 525,800千円 一番安い業者との差額は1億4230円  落札率99.03%

電気 栄電業㈱  268,686千円    〃                 2,889万円     94%

設備 ㈱ケーアイ 178,200千円    〃       1,400万円     92%

 

この契約を承認する議案です。詳しくは、議会ホーム ページhttps://www.city.okegawa.lg.jp/soshiki/gikai/gikaijimukyoku/teirei/10000.htmlの60、61,62号議案の資料をご覧ください。

予算は11億ですから、この他に外構工事が後に出て来ると思います、

いずれも最低制限価格を設定し、安く落札した業者が失格になるというおかしな制度です。

ダンピングで、下請け業者を値切ることの無いように、という制度ですが、最低制限価格と設計金額の間で

応札する必要があり、最低制限価格を知らないと、企業の努で安く応札しても無駄になります。

 

この議案を見て、驚き、すぐに資料を取り寄せ、調査しました。

これまでの経験から、応札額に差額が大きいときは、必ずどこかに原因があります。

一般競争入札ですから、設計図と、参考数量書が配られます。

参加業者は、これらをもとに応札額を積み上げていくのですから、重要です。

しかし、これにあいまいな所や、読み切れない部分があると、企業によっての解釈が変わり

応札額に幅が生じます。

従って、建築の落札率99%と、そのふり幅が1億円以上が気になりました。

ゼネコン関係者にも見てもらい、わかってきたことは、

  • アスベストが、測定地点15か所、とありながら、廃棄費用は計上されていない
  • 仮設事務所が図面にない
  • 駐車場に鉄板48枚を敷くことになっているが、舗装してある場所。後で外構工事で壊すので不要では
  • 交通誘導員が建築に120人、機械で35人となっているが、建築でまとめるのではないのか。どのような配置なのか
  • 入札の辞退の理由は
  • ステンレスの調理台は廃棄か、有償なのに計上されていないのはなぜ
  • 考えられる配管の継ぎ手などのアスベストはないのか

などなど、あらかじめ通告していた内容など25項目ほど質疑を出しました。

で、一回目の答弁、半分以上答えられません。教育委員会の提案なのですが、執行委任といって

建築課に任せっぱなしなので、わからないらしいのです。

通常は両者で会議や勉強会をするはずなのに、それもしていないで、よくも議会に提案したものだと。

 

さて、2回目の質疑に入り、4,5問再度不明な点を糺していた所、

佐藤議員が ゛動議 !゛と大きな声。

まず、委員会に付託することを全体会議で意見を言い、それを委員会でやれなんて、越権行為を絶対許してはいけない。北村議員の今の意見は、自分の意見を全部取り上げなさいよということです。これは絶対撤回していただきたい。こんなばかな議会のルールはない。

自分たちの会派は2人だから、3人当選させてくださいと選挙やったのか。3人出してくればいいのですよ。(会派が3人ならば、委員会に入れるから、質疑はしなくて済む、という意味。これでは一人会派を差別していることになる)

全体的なものに対しての質問を受け付けるための委員会付託の前の総括的な質疑だ。ガードマンの数がどうだ、アスベストがどうだなど言ったら委員会の議論要らなくなる。

 

あまりにも馬鹿らしい理屈の通らない発言で、呆れてしまいました。

しかし、取り合わないわけにもいかず、すかさず、こちらも動議で反論。

私は意見を言っているのではなくて、質疑していて、答えられないのなら委員会の中でお答えくださいと言っている。委員会をコントロールしろなんて言っていない。だから、今もし答えられないなら、気の毒だから、委員会で、と言った。それなら、この発言を撤回して、今答えてくれて良いのですよ。私三十何年この議会に関わっていて、いまだかつて本会議に付託する前の質疑で、言論統制されたようなことって記憶は一度もありません。1週間かかって調べて、問題だなということ質疑をしたので、撤回はいたしません。

実際に、私の質疑で、答えられないという事がわかったので、休憩して最後まで答えを待つよりも、「委員会で、答えていただきたい」と発言しました。それは担当者への思いやりです。

しかし、本会議は重たいものです。最終的には本会議で委員会の審議を報告し、本会議で報告への質疑があり、その後討論があり、賛否を問うのですから、答えられないでは通らないからです。

それから休憩。議長が動議をどうするか、という話になり、議場はシーンと。

 

最後は、私に、簡潔にまとめて質疑を、と言い、動議は撤回することで決着しました。

その後、答弁をと議長が言ったので、議長待ってください、質疑の途中で遮られたので、続けさせてください。

横やりを入れられ、質疑を止められたら、思うツボ。

 

休憩時に

廊下で佐藤議員とすれ違った時です。

しかし、島村工業は大変だね、この時期で、やれないかもしれないよ。

そんなことないって!  99%で高く落札しているんだから。

そうかね。

千本本と1億4千万も違うのだから。

あれはダミーだったという噂もあるよ。

・・・・・・・

あの日から10日経過して、ずっと考えていました。

頭の良い佐藤議員が、私へのいちゃもんに理屈が通らない話をぶち上げて、質疑を遮ったのはなぜかしら。

委員会での審議を十分尽くしていただきたいと思うものの、心配が残っています。

月曜日のライブ配信、ご注目ください。

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