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議長選
9日(木)から始まった12月議会。任期4年の折り返しは、すべての委員会や役職がリセットされます。
議長、副議長、監査もリセットされて、新体制で始まるのですが、桶川議会は何も変わりません。
前期これまで(敬称略) 議長 糸井…新政会 副議長 中又…公明党 監査 江森…新風21
そして今回 議長 江森…新風21 副議長 保坂…公明党 監査 糸井…新政会
3つの会派がお互いにキャッチボールをしているようなもの。バーターとも。挙句の果てに議長経験者が監査につく。
30年来の私の経験からは、とてもまれな状況が繰り広げられています。
毎回、この時期になると顔つきが変わってくる人たちを何度も見てきたけれど、ああ桶川は変わらないなあ、
国も良くならないけれど、 数合わせの談合が続く限り、市政に変化は期待できないのでしょう。
江森新議長の就任あいさつでは、「東口、ごみ、道の駅など市政の課題があるが、市と一体となって進めて行きたい」という内容です。これは違うでしょう。議会は市政をチェックするところ。一緒になって進めるだけでは、議会は何のためにあるのでしょう。
かつては「議会と執行部は車の両輪」という言い方をしたけれど、もっと悪い。「両者が拮抗してパワーバランスを保って政治に臨む」という事すら忘れてしまっているのでしょうか?
少なくとも、私と出会った市民のみなさんと話をすると、希望がない、ダメだね、という声ばかり。
他市では、議長選挙に際して立候補をし、公約を披露して投票をするところも出てきている。
それそれが権力欲を少ししまいこんで、議会を改革しようとする気持ちがあれば、議会に関心を持つ市民も増えてくるのではと、思いつつ
私たちの会派はこの状況に抗議の意味を込めて白票にしました、共産党2名もも白票。
残り15人は、すべて右へ倣い。
かつて、会派の長老や先輩は、やたら権勢を誇示する議員もいたけれど、予算のヒヤリングだったり、
議員の心得などを伝えていました。
だから前期と同じ委員会に所属するなど、市政を多面的にとらえて勉強するという観点から、ありえなかったのですが、新政会は継続して同じ委員会の議員が2名です。
民主主義サミットが終わったばかり。おりしも12月8日が過ぎたばかり。日本を戦争にかりたてていった歴史の反省をかみしめながら
改めて議会の改革は必要と感じています。多様性を認める社会では少数意見の尊重が不可欠です。
しかし、嘆いてばかりはいられません。この状況に、自分に対しても密かな怒りを覚えつつ、姿勢をしっかりチェックしなければなりません。