国交省から来た副市長の役割は

一般質問が終わりました
昨日、一般質問。何しろ1時間しかありません。短時間で、わかりやすく問題点を明らかにするには、すべての事を頭に叩き込んでおかなければなりません。
その意味では、以前より、しっかり勉強するようになりました。
証拠を整え、市がどのように逃げるかも念頭に入れて、先を読む
大変な分、やりがいがありますが、相手には不足です。
ある意味命がけで、やっていますが、相手にはその気概も良心もありません。
副市長の幼さ
国土交通省から出向で来ている副市長(厳密には副市長の間は辞職していますが)
多少は、国を担っている意識、遵法精神なとを持っているかと思い
一つ質問を入れました。
旧庁舎の解体工事で、PCBの混入している外壁タイルの目地材と窓枠シーリング材は
廃棄物処理法によって、特別管理廃棄物にあたります。
しかし、今回、桶川市は昨年10月に窓枠のみサンプル調査をしました。
その測定値が3.9ミリグラム/kgと 出たのです。
微量のPCBの扱いになりますが、低濃度のPCB廃棄物の処理や正気約などの基準が出ている事もあり
実際の扱いがわからないので、先々週県に、先週は友人が環境しように問い合わせをしました。
その結果、特別管理廃棄物という回答でした。
国交省もマニュアルがあるので、 手順が必要という事を話してもらおうと思い
昼休みに電話をして、質問をするのでお願いします、ホームページで検索すれば、わかるからと、教えたのです。
なぜかというと、大成建設は混合廃棄物として、通常の産業廃棄物に混ぜて出してしまっているのです。
前日に、新庁舎担当課と総務部長に、処理がまずかった事、環境省にも確認した事や法令の説明をし、大成建設に確認するように、質問の打ち合わせをしておきました。
その他、アスベストの扱い、足場がかなり設計と違う事などを市は確認もしていないので、本来なら、やらなければならない事、設計書よりも大分安い処理をしている事も伝えてその質問もすると説明をしておきました。
本当は、黙っていても良いのですが、何しろ、休憩になってしまう事、何もわかっていないので、質問してもちんぷんかんだろうと思い、事前にレクチャーをしておいたのです。
その他、私の情報公開に情報操作をした事の謝罪もという事、総合評価技術審査会(都市整備部の課長と契約管財課の課長、ただし建築課長は欠席)に資料は2人に1冊配布した事も答弁するようにと調整をしました。
審査会の委員に資料を2人に1部などと、委員をなめています。学識経験者なら怒ってしまう所ですがも課長連中は何も言わなかったのでしょう。
5000万円も高い業者と契約をしておきながら、カラーコピーの5、60枚、ケチるとは何たる事か。まじめに審議しなくとも良いという事なのかな。
どうせ、裏切るだろうという勘もあったので、副市長を巻き込んでまともな答弁を期待したのです。(と言っても、前回も期待はずれでしたが)
案の上の裏切り
議事録が出ればもう少し詳しくお伝え出来ますが、
要は、総務部長も、市長もすべて「適切」と答弁、謝罪も資料の説明もなし。
こちらは、仕様書・設計書と異なる工事や処分は、市が確認し、同意し、記録するというプロセスがあるのか、設計と大幅に違う処理をしたら、減額では
と、問うているのです。
答えない、つまり、解体工事の工事管理を市はやっていない。
担当課は工事と設計書の確認をしていない、
アスベスト混入と書いてある12メートルの煙突も、大成建設はショベルカーで引っ掻いて壊した、と私たちに説明しているのです。
それを見ていながら、平気でいるという事は、設計書を見ていないのか、
会社と癒着して黙認しているのかのどちらかです。
いずれにせよ、税金泥棒だし、無能です。
副市長、国土交通省の解体工事共通証書はどうなっていますか
の答弁はあまりにもお粗末で、しかも処理方法は良いのだ、と意気揚々と答えたのです。自分たちも環境省に確認したと。
つまり日本シーリング材工業会の施工要領で良い、と。
おそらく、短時間のうちに調整(口裏合わせ)をしたのでしょう。
同会のホームページにはこうあります。
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12 PCB含有シーリング材が使われていたら?
PCBを可塑剤に用いているシーリング材の使用が判明しても,先述のように人体や環境への影響はないと考えられます。打替え等を行う場合,現行の法規制のもとではPCB含有物質の処理方法が確立されていないため,撤去したシーリング材を廃棄することができません。PCBを使用した変圧器やコンデンサーなどと同様に,処理方法が確立されるまで,事業者(建物オーナー等)が保管することになります。(*2,*3)
*2
「ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正処理の推進に関する特別措置法」(平成13年6月)
「廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令」(平成26年6月)
*3 PCBが0.1%未満検出された場合は,関係省庁等にお問い合わせ下さい。
→標準施工要領書(暫定案)はこちらから
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標準施工要領書は暫定案であり、環境省が認めたものではありません。
国や地方自治体は、あくまでも廃棄物処理法に基づく処理をしなければならず
微量の場合は、関係省庁に問い合わせをしなければなりません。その上で、最低限の処理として、特別管理廃棄物として定義されているのです。
まともな官僚なら
私が国会で仕事をしていた時、委員会の質問などは事前に官僚が質問取りをします。
そこで問題点や認識などを腹を探りながらやり取りをしますが
質問の意図と異なる回答をするときや、約束した答弁が異なるときは
官僚側から連絡が来ます。すべては国や国民生活を良くするために、有効な時間を使うのですから、お互いに信義誠実にやり取りをするのです。
優秀な官僚ほど、そこは手際も良く、誠実です。
その場で答えられなくとも、徹夜で調査もし、改善点を見つけてくるのです。
国を背負っているという気概も自身もあるからです。
そんな経験や上司を見ていれば、市の雰囲気も変え、幹部職員を引っ張っていく事も出来るのにと、期待をしたのですが(少なくとも県から来た前副市長はそれなりに頑張っていたかと)
しかし、市長も、副市長も、幹部職員も、保身と正当化のみ。
副市長は、国会で委員会などの対応にあたった事は無いのかと、経験が浅いのかと思ってしまいました。それでも、プライドがあるかと思うのですが。
まさか、議会でその場をすぎれば、それでよし、なんて思っているのではないとは思いますが。
志が低い人たちに
自分の事を真っ先に考えている人たちでは、まちは良くなりません。
 
次回は、旧飛行学校跡地整備のいい加減な契約について書きます。
 

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