資質を疑う新議長

議長選挙
今週月曜日が議会の初日、任期4年の折り返し点の12月議会は、すべての役割が変わる。
その中でも、欲と勘違いにまみれた選挙が行われる。
桶川の議会はおかしい、とよく言われます。他市の議員の話を聞くと、会派ごとにバランスをとり、また経験に応じて役職が割り振られているところが多いのです。全ては議会構成員の考え方やモラルなどによることが多いのです。
その意味で、故渡辺元議長は優れていたと思います。決して自分の会派だけに役職を集めないで、議会が円滑に回るように、また変なやじを飛ばすことはさせませんでした。.
さて、今回の得票 議長選挙・・・大隅議員11票、関根議員2票、高野議員2票,白票3、合計18
服議長選挙・・・町田議員12.島村議員2.永野議員2、白票2、合計18
この数の分析と原因はあえて書きません。知りたい方は直接ご説明をしたいと思います。
でこの日の新議長、たくさんの議案が出されている中で、各委員会で審議を割り振る「付託」という手続きがされます。
その場合、所属していない委員会に付託される議案の審議はできないので、この本会議の時に、執行部の議案説明のあとに、質疑が行われるのです。
その質疑や疑問点をさらに委員会で丁寧に審議してもらうためにも、付託前の質疑はとても大切なものになります。
この議会では、指定管理者制度といって、公共施設の管理を委託する業者を決め、議会で議決した法人に、5年間任せるという重要な議案が9本も出ているのです。べにばなふるさと館から市民ホール、老人福祉センター、公園、サンアリーナ等、市民サービスの重要な拠点を5年間も同じ業者に任せるのですから、本当は重要な問題なのです。
以前は、市が管理していた施設が、今は、けやき文化財団、施設管理公社、社協、シルバー人材センター等、幹部職員の天下り先にほとんど決まりますが、社協のように会計書類を情報公開しなかったり、ふるさと館での物品購入に不正があったり、公園の管理に市民からの不満が出たり、その運営方法に問題が出ているものがあるので、慎重な審議が必要なのです。
そこで永野議員が、社協のことについて
「社協の組織に付いて、市民の批判が多い。指定管理をする市としてどう受け止めるか。」と質問。
佐藤議員 野次、「答弁する必要なし!」    「長いよ!」
これに即反応  大隅議長「条例の中身について、具体的に質問してください。」
また、
永野議員「指定管理者選定委員会での審議で、配点の点数が恣意的にならないための仕組みはどのようにしたのか」
・・・・この答弁は的を得ていないので割愛。・・・・
大隅議長「議案に関係する質問にしてください」
さらに、「今審議しているのは、常任委員会のへ付託するので、なるべくそちらで審議して欲しいと思います。」
えーーーーーーーー!”!   何それっー!
まさに議長として、捌かなければならない本会議の付託前の重要な場面。
それを封じる発言をしてしまう議長って・・・・嬉しくて、権力を勘違い?
民主主義ってなに?
多数決がすべてと思っているのでしょうか?
佐藤議員がやじを飛ばせすとすかさず呼応しているのだから、議長にしてもらった感謝が自然に出てしまうのかしら、と傍聴席から感じてしまいました。
また、渡辺議員の質問に対し、執行部がすぐに答弁できない場面では、休憩をして
「休憩します。・・・今調べていますからねえ~。」と甘いお言葉。
これでは、執行部側に立ってなだめているよう。
恥ずかしーい!
議長は、公平公正な立場で、審議を充分つくすために、円滑にすすめるよう配慮すべき役職です。
また、補正予算の709万円の裁判で、損害も賠償を支払う議案を出すという件については、
永野議員「前市長が違法と断罪されていますよね。」
佐藤議員「何を言うんだ。○○○○。」   ・・・(メモ取るの忘れました.)
議長「質問者に申し上げます.言葉に慎んでください。」

デジタル大辞泉より  だん‐ざい 【断罪】

[名](スル)
罪をさばくこと。罪に対して判決を下すこと。断獄。「責任者を―する」
国語としては正しいのです。それを慎むとはどういう意味なのか、分かりません。
桶川市の議長として、資質を涵養して欲しいものです。
ちなみに、資質とは、「その能力を身に着けられる様になれる性質」です。
上に立つ者は、人格.品性、素養に優れ、尊敬される人になって欲しいものです。
 
 

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