衆議院解散

「明日」のつもりが今日まで
日々めまぐるしく起きる事件に、難題。あっという間に12日も経ってしまいました毎日、ブログを更新する人の文才はすごいのだろうな、と、つくづく思ってしまいます。私の場合には、証拠やデータをはっきりさせ、根拠がないことや、いい加減なことはかけない、などと、構えてしまうからいけないのかも知れません。
いや、それよりも、書いてはいけない事を、つい書きそうになってしまうので、そのコントロールの方が難しい。
桶川市の官製談合
一番神経を使うのが、この件。4月30日の新聞記事以後、桶川市は「捜査の事実はない」と、抗議文を出しました。中身は大した内容ではないのですが、この事に関しては、市役所の職員のほぼ全員が、わかっていることです。国や県の官僚、役人に共通していることは、離れたところに対しては批判的でありながら、事、自分の組織となると、何も起こって欲しくない、自分の非が少しでもないほうが良い、と糊塗してしまう、正当化してしまう体質が蔓延し、それぞれの個人の性格にまでなってしまっている、ということです。
これをまさに役人根性、官僚体質、と言うのですが、桶川市も例外ではありません。しかし、役人というものは、顔が全てを語ってしまうところがあります。シンプルな仕事をしているから、風貌でわかってしまうのでしょうか。逆に複雑に策を弄している仕事をしている者も目立ちますが。
何を言いたいのかというと、自分が必死になって隠していたり、悩んだりしていても、他人は冷たい。冷たいだけに、現実を冷静に見ていて、見物している、ということです。一方、類が及ぶかも知れない輩は、高を括っていて、その人の心の中や立場は関係ないのです。自分だけよければ良く、結果的には人を馬鹿にしている、粗末に扱っている、ということです。
これも回りくどい、言い方かも知れませんが、私のブログを必死に見ている人なら分かるはずです。
結局のところ、その人の生き方が問われてしまうのです。どれだけ、思慮深く生きているか、どれだけ自分を見つめながら生きているかに尽きるのだと思います。公務員は公僕でなければならないのですが、最低「税金泥棒」にならないことを、願いたいものです。桶川の将来や、桶川市民のことを考えて欲しい、とまでは、言いませんから。
行き過ぎた経済市場主義とは決別します
昨日の麻生首相の解散会見の中で、違和感を覚えた言葉です。だって、そうしてきたのは自民党なのですから。
忘れもしません。今からちょうど4年前。フリーだった私が衆議院議員の手伝いをし始めたときです。医療制度改革と称した法案がどっさり。医療費抑制と、弱者切捨てを堂々と説明していた厚労省の官僚。後期高齢者医療制度もこのときです。大胆かつ考えられない保健制度に、社会が狂い始めている事をまざまざと感じ、若い官僚に説教をした記憶があります。
それから、私たちの国は、ますます貧しくなりました。生活も貧しいだけでなく、心まで貧しく、人が社会的存在であることを忘れかけています。簡単に言うと、自分勝手。政治家も自分勝手。その結果が、今日の政治状況なのだと思います。
桶川も変わりません。ここ8年間の桶川市政は、小泉改革と共に歩みました。時の流れに乗って、税金をムダ使いする一方で、高齢者サービスを切り捨てて、大型契約を増やし、選挙前にはパフォーマンスばかり。その影で市政を私物化してきたのですが、さて、行き過ぎた経済至上主義の修正はどうするのでしょうか。
土地を売ったり、開発したり、それで金儲けをしようとする桶川の流れは、止められるのでしょうか。何しろ、露骨に土地で金儲けをすることを正当化する方たちが都市計画審議委員に多いのです。経済至上主義がなぜ悪いのかも、分からない、考えた人もない面々が提案をしてくるのですから。
地元の民主党候補者がしっかりと歯止め役になっていただかなければ・・・・新聞によると、岩崎市長を当選させた実績があり、選挙は有利なのだそうです
それじゃあ、桶川の市政をきちんと把握していない?のか、経済至上主義が良し、と考えている候補者なのか?・・・・・政権交代は望むところだけれど、今ひとつ希望がわかないのが正直な感想です。
哲学なき政治は、必ず腐敗する。市長に哲学がないと市民は不幸です。
前回の続き・・・補正予算
新車7台の購入。低炭素仕様の車というけれど、市内を走る車なのだから、燃費の良い軽自動車でも良いはず。埼玉にホンダを誘致したからといって、ホンダばかりになったら、他の自動車業界を潰すようなもの。
もともと税金を使って企業誘致をすること自体が、地方自治に反する。なぜなら、自由な経済競争にてこ入れするのだから、当然税金を取り戻そうと、その会社が利益を上げる手伝いをせざるを得ない。それが今回の随意契約の考え方だ。マツダだって、ニッサンだって、トヨタだって、三菱だって、排気量の少ない車はあるはずだ。排気量は総量で測るのだから。これを随意契約で、ホンダにするということは、全体の奉仕者としての立場をカナグリ捨てることになる。
だったら、入札なんていらないはずだ。工事の入札もしかり。この発想が官製談合を生み出している。行き過ぎた経済至上主義の悪しき産物だ。
ところで、ここで問題になるのが経済効果だ。地元の業者が利益を得るのは一体いくら?  土木、自社工事の場合、1000万円の工事の利益が約3割として、市民税で14,5万円。市内に原材料の会社はほとんどないから、経済効果は市内で接待したとして飲食店ぐらい?  後は、市に在住する従業員の給料分。この工事分なら、1万円にもならない。
経済効果はもっと複雑な計算をするようだが、実態から考えたら、こんなもの。それなら、適正な競争で、落札率を1割下げて100万円の節約。このお金で福祉を充実したら、まさに、安心安全の政治になるのに。談合や正当な理由なき随意契約は、経済効果も損なっている。
自治体は、福祉の向上が使命。全体の奉仕者としての立場も忘れて、滅茶苦茶になっている市政。皆さんはどう考えますか。
子育て費用にたったの100万円
3億近い補正予算の使い道で、子育て費用に使ったのは保育所の修理に100万円のみ。臨時議会では、永野議員から「放課後児童クラブの待機者が67人いるのになぜ対応しないのか」を問われた。
今回の補正予算では、厚労省はたくさんの補助金のメニューを出している。教室の改修費、増築も、また人件費も使える。課長の答弁には、親たちの窮状に真摯に対応していない様子がありありと。最後の答弁はしどろもどろ、何言っているのか分からない。
この課長、小野県議の県政報告にしっかりと写っている。川田谷飛行学校の保存を求める署名を市長に出した場面だ。あれあれ、保育課の課長の仕事?
そんなわけはない。つまり職務専念義務違反。職場離脱だ。公務員としての仕事ではなく個人の活動なら、時間休を取ってやれ!と言いたい。この場面だけでなく、関係ない産業観光課に出入りする姿も。ある人が、その場で問いただしたら、「まあまあいいじゃないですか」と、繕った。(たまたま私が後ろで聞いていたのです。)
こんな、市役所のモラル崩壊を放置しているのは他ならない市長自身。同じくにこやかに写真に写っている。それとも市長の特命?
だったら、市役所誘致の署名と同じように市長が黒幕?・・・・ウーン。これは吾ながら深い文章だ!
そんな時間があったなら、待機児童のいる学校を回って、どうするかを考えだらどうか。
泣いているのは子ども達に保護者たちだ。

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