世の中正しいことが通らない政治がある

鳩山総務大臣辞任
今日は、大臣辞任の会見、1時50分過ぎに流れたのですが、図らずも議員会館のデレビで見ることになりました。自民党が賢ければ、鳩山大臣を辞めさせない方法があったと思いますが、党内がもたない。結局麻生総理は自分を取ったということです。野党を利することになるとわかっていても、やらざるを得ない。
そこに、政治の哲学は全く見えなくなっています。最も、どこかの市長のように、もともと権力志向しかないのかも知れません。
政治家は、いろいろな場面で決断を迫られます。その時の判断のよりどころは、自らの生き方・哲学、時代の先を読む力、そして、鳩山さんの言う「正義」です。
しかし、その決断が、多くの有権者の指示を得られないこともあります。それがわかっていても、これからの社会を見据えて正義を貫く必要があると思っています。私が鳩山さんを尊敬する所以は、まずそこにあります。
今回の選挙で、大臣に対し、さんざん嫌がらせや誹謗中傷があっても、「俺は行くといったら行く、雑用は一切入れるな。」と一貫した姿勢を貫いてくれました。結果的には、激励テープに変わったわけですが、巷間言われる深読みは、彼には当たりません。
政治の捻じ曲げは続かない
西川氏が辞任しない「欲」「計算」はすごい。中央郵便局の時も、巧妙な根回しで、結局開発利権を手に入れています。もともとは国民の財産。税金で作られたものなのに、今は株式会社、民間企業だから口を出すべきでない、という理屈は、泥棒のようなものです。
それなら、民営化の時に作られた法律まで無視してよいことになります。法案を通すときには、国有財産を民営化するのだから、最終的なは大臣の同意が必要な仕組みにした、と説明し、そのとおりに同意の権限を行使したら、「利益を上げている」「口出しすべきでない」と言い出すのは、結局のところ、国民の財産を法律で民間に横取りさせ、民間だからといって情報をを出さずに、勝手に処分、横流しをした事を正当化しただけです。
利益が優先の政治
世の中から正義が通らなくなっている最大の理由は、なりふり構わず利益を得る事が肯定されていることに尽きます。それに待ったをかけた政治家が、辞めなければならない。これは桶川も同じなのです。
だから、私は選挙には負けたけれど、正義は貫いたと思っています。今回の官製談合の問題は、市長がどう繕おうと、職員を脅して口裏合わせをしようと、真実は一つ。正義は必ず通るときが来ます。
鳩山さん、お疲れ様でした。落着いたら、畑をやりましょう、と事務所にお伝えしました。
一方の西川さん。きっと眠れない夜をすごし、これからの仕事はやりにくくなることでしょう。

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