㈱松田平田設計は最初から決まっていた? (続き)

プロポーザル指名業者6社にまでなる経過
入札参加資格のある業者は70社、その中から3月2日の指名委員会で、8社を選定する。その選定の基準は不可解です。
そして、市は、選定委員会で、7社が良いと思うが、と提案し、6社が良いという委員の意見で決定する。ではその後の2社はどのような手続きで削ったのかは不明。しかも、その後指名委員会は開かれていないのです。
指名委員会議事録
PDFファイル(392KB)
さて、プロポーザル選定委員会、委員はヒヤリングの後、事細かな項目様式11、様式10に5.4.3.2.1に○をつける。その次に、様式4、5、工程計画・動員計画の妥当性と取り組み意欲があり、これは3段階配点で5.3.1の3段階に○を付けるこれで、一段階違うと大きな差がつく。
プロポーザル評価表(画像をクリックしてください)

プロポーザル評価表

プロポーザル評価表


そこでからくりが出てきます。それぞれの配点割合が違うのです。単純に集計するのではなく、昨日の表を見てください。配分点が操作されているのです。工程計画は合計30点なのに、配分は200点。様式11の総合計は600点なのに、これを200点に縮める。取り組み意欲などは4項目あるのですが、3段階なので、ここで5をつける場合と3をつける場合では大きな差が出るのに加え、総合計120点を200点に伸ばすので、ここでほぼ決定してしまう。
総合評価表を見てください
現実に、E社(松田平田設計)と、D社の差は、15点違うが、取り組み意欲の差は25点、ここで稼いでいるのです。そして、配点表を見ると、実際に、2人がE社に全て5を採点し、それと反対にD社にはかなり辛口の採点をしています。両者を同点で採点している委員もいることを考えると、甲乙つけ難かったはずです。この採点基準、どうして集計の数値の配分を変えたのでしょうか?全く理由が成り立ちません。
しかも昨日の再質問、再々質問、答弁漏れ、との追及に答えず、最期の最期に答えた言葉。「この資料は市で作ったものではないので」だってさ!
総合評価表(画像をクリックしてください)
 
プロポーザル総合評価表

プロポーザル総合評価表


 
そして、最期まで市長は答えなかった、資料も見なかった。「公正に採点したと思っている」と答えたのみ。プロポーザルなんて、公正なんてありえない。委員の好みの問題ですから。それに公正さを入れるのは、委員同士で議論をし、共通の視点や目標が決まったときに、選択をする時です。
この配点基準、情報公開の資料では、あまりにも文字が小さく、当初は気づかなかった。しかもこんなからくりがあるなんて誰も信じられない。ここに岩崎市政の全てが隠されているといっても過言ではありません。オモテでは公正を装って、常に誰かを利用する。カッコつきの市民参加です。そしてその実は、常に結果が先にある。とは言うものの、情報公開の時代、何かを残さないとまずい。そこで何時もボロが出て来るのです。所詮、浅知恵というところでしょうか?
しかし、そうも言っていられません。確実に税金をムダに使っているのですから。それは、日経新聞の調査、行政革新度が県下最下位という結果として現れたということです。姑息な市民参加は、制度ではありませんから、ボロが出てしまうのです。こんな事を常にやっているのだから、職員が疲弊してしまうのは無理からぬことだと思いませんか?

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