市長を被告に訴えました・・・709万円を市民に戻せ

昨日、住民訴訟を提起しました

市役所庁舎の設計契約の解除金、㈱松田平田設計に支払った709万円、議会にも内緒で昨年末の3月28日に払ったのですが、数々の違法と、不当に高い損害金は、市民の損失。何も仕事をやっていないのに、高いお金を払った、仮に打ち合わせやパソコン入力にいくばくかの作業をしていたとしても、それは市長の責任。市長が早く市役所を建てたいと、独断先行で命令して出た損害なので、市長の責任で桶川市民に戻しなさい、との趣旨で裁判を起こしました。

以下、問題点を整理したものです。

1. 要旨市長は、㈱松田平田設計に支払った市役所庁舎基本設計委託業務の契約解除に伴う精算金は、違法な支出であり、7,090,650円を市に返還せよ。

2.   経緯   

06718日  プロポーザルで選定された㈱松田平田設計と「桶川市庁舎基本設計業務」委託契約

84日   議会全員協議会で、用地の半分を借地にし、容積率を転換する計画を市が提案。異論続出。

920日   議会決議「新庁舎建設を急ぐあまり、将来に禍根を残さぬよう慎重な取り組みを求める決議」 

     (用 地取得できない現状では、基本設計業務を中止し、不可能である場合は中止をすべきである。)こ       の間設計協議を継続中

07126日   ㈱松田平田設計と契約解除の合意(打ち合わせ記録より)

222日   ㈱松田平田設計より、業務実績報告書提出(各課ヒヤリングシート、現状レイアウト、勉 強会資料、見学会資料、打ち合わせ記録の5種類)ただし、請求書は提出されず。

328日  7,090,650円を㈱松田平田設計に支払い(みずほ銀行赤坂支店)

3.   理由  

( 政治判断と市民軽視 )

        そもそも、土地が確保されていず、契約をする状況になく、市長の政治判断の誤りである。

  ( 支払いの偽装=違法な支出 )

        委託契約書には、部分引渡しの契約(工事の出来高払い)の項目がないにもかかわらず、出来高払いを装った支払いにしている。

        払った金額は、その性質上損害金であり、地方自治法に基づく議会の議決事項。この手続きを踏まなかったので、違法である。

        支払い確定の検査に根拠がない。(地方自治法違反、桶川市会計規則・契約規則・委託業務契約約款各違反)     

 ( 過大な支払い・議会軽視 )

        委託契約は、新庁舎建設基本設計業務、現庁舎解体基本設計業務、仮庁舎建設実施設計業務となっているが、そのどれも完了していない。契約金額27,146,700円の26.1%に当たる7,090,650円が支払われ、損害金としても不当に高い。

        07年9月20日、議会決議があり、9月25日に議長から、正式に市長に提出されたにも関わらず、それ以降も打ち合わせや、調査業務を進めている。(議会の意思を尊重して契約解除にもかかわらず)

監査請求の結果のお粗末さ

この前段には、監査請求があります。今の監査委員、法律を知らないのか、それとも知っていて、市長を庇うために存在価値があるのか、市の言い分をそっくり踏襲して、問題を認識しない結果です。

もし私が与党で監査委員なら、幾分かのお金を戻すように勧告します。部分的に認めると、裁判がやりにくいからです。もし、二重払いの監査請求でも、私の請求をまるで認めていなかったら、とっくに刑事告発していたでしょう。証拠はしっかりあるのですから。その意味で、前監査委員は、二重払いの事実を認め、是正を勧告したのですから、ある意味で市長を守ったといえます。

今の桶川市、あまりにもモラルが崩れ、市民の財産がなくなっている現状、議会で追求しても、そこは殊勝な答弁。でも、裏では、実行しない、議会を平然と無視する行政になっています。あまりの無法ぶりには、言葉も出ないくらいです。最後まで、戦わない限り、このまちは市民不在。

そう決心して、準備して来ました。これからもますます頑張ろうと思っています。

「悪人よ !  覚悟しろ !   」  っと、刀を振るいたい心境ですが、道は長く、仕事も多い。

夢のある仕事がしたいなー。

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