南小解体工事一般競争入札で半額

 今日は南小解体工事の一般競争入札。朝9時に会場に行ってみると、立会い人の業者2人を混ぜて、10人が傍聴。応募をした業者は16社。設計金額1億3800万円の工事。余りの高さに不可解さをずっと感じていたのですが、質問書(仕様書の内容を問い合わせてくる)の回答をネットで公開した時点で、問題点がいくつかあり、事前に公平な入札になるよう、担当課に申し入れておいた。
落札額は6930万円
約一時間の書類審査のあと、発表された最低価格は6930万円。中央建設業共同組合(06年度・資本金2600万円、売上高6億6千万)が契約対象となり、審査のあと確定する。2番札は6980万円で㈱松永建設となっている。
つまり、予算は半額以下。7200万円も節約されたのです。これまで、4年余り、入札を傍聴し続け、談合の疑いは、確信に近いものがあります。いくつかのチェックポイントがあるのですが、それは書けません。人というものは、後ろめたいときに、おのずと言動やしぐさ、顔つきに表れるもので、そのノウハウを知りたい方は傍聴をお勧めします。そして、その結果の12月の一般質問ですが、成果があったと思っています。
細かいことは書きません。市長選の後の2年半もずーと情報公開をし続けてきて、私が姿勢のチェックをしたことは数限りなく、今回の補正予算でも、ゴミの最終処分費用が5000万円近く節約されたことがわかりました。
時間さえあれば、まだまだやることはいっぱいあるのですが、それにつけても私の仕事は、市長がしっかり市政をまとめていれば必要ないことです。市長は12月議会で「監査請求をした方に感謝したい」と答えていますが、「嘘ばっかり」、と言いたい所を通りすぎ、「それなら、ちゃんとやれよ」と言いたくなります。
このところ、余りブログを書けません。他にやることが多く、気力が回らないのです。一般質問を書き直さなければならないのですが、要約を載せておきます。
12日水曜日、3人目、10時半過ぎ~午後2時ごろまで
一般質問は12日です。お昼をはさみますが、時間のある方は是非おいで下さい。前回時間が無かったことの反省から項目を絞りました。細かいものは予算の質疑で出来ますので。予算質疑は3日です。一日中やっていると思います。
3月一般質問
北村 文子

1.区画整理事業の見直しに住民の意思の反映と参加を
(1)上日出谷南区画整理事業の見直しには、慎重な対応を
①事業見直しの委託について、金額、業者選定の方法と選定者、業者名、委託契約期間、財源の報告を。
②見直しの概要を資料で報告を。
③地域の説明会の状況と意見の内容、それらの意見をどのように取り入れた計画変更とするのか。
④公園の緑地率換算の数字合わせを画策していると聞くが、どのような根拠に基づくものなのか。地域の合意は得られているのか。
⑤すでに移転済みの権利者と、移転予定の権利者にはかなりの温度差があるが、それぞれの負担の内容について、報告を求めたい。
⑥家屋移転の評価の削減、移転の廃止なども考えていると聞くが、地域の声を十分把握し、地区除外も視野に入れて、残された地権者のこれまでの負担を勘案し、住民に選択肢を与えたり、意見を取り入れるなどの手法も考えるべき。

 (2)下日出谷東区画整理事業の組合の進め方と市のかかわり方、指導のあり方に反省を。(以下の問題点について、組合を指導する立場や職員のかかわり方について、答弁を求める)
①滝の宮線の都市計画変更について、都市計画上、どのような検討が加えられ、県との協議をしてきたのか。
②立ち退きの同意も無いまま、県道事業を進めていく強引さの根拠を伺いたい。
③現在の進捗状況を伺いたい。審査請求に対する今後の対応を伺いたい。
④拠点施設ありき、で始まった見直し事業だが、他の対案はなぜ検討されなかったのか。アンケートのみで、住民の意見は取り入れる努力をしなかったのはなぜか。
⑤拠点施設について、保留地売却条件は、なぜ、商業地域への用途地域変更となるのか。用途地域の変更は、地域にとって重要な問題。住民の声を聞かずに、進めてしまう意図は何か。
⑥拠点施設について、どのような土地利用を考えているのか。その決定権は誰が握っているのか。
⑦売却先の決定方法は、どのようにするのか。決定方法と基準を明示していただきたい。
⑧保留地処分規定など重要な決定事項が、総代会で十分な情報も無いまま決定されている。組合員が知らない間に決定されていくのは、住民参加に程遠いのではないか。
⑨拠点施設への申し出換地制度の導入が、一転して仮換地指定となり、住民への説明もころころ変わっている。見直しに至った反省が生かされていないばかりか、住民に対する人権侵害と考えられる事実もある。組合としてあるべき姿を提示していただき、指導をすべきではないか。
⑩ 組合員に対する情報公開が行われていず、組合としての機能や役割に疑問がある。抜本的な再度の見直しか、事業解散も考えるべきではないか。

2.神明地区のまちづくりについて
(1)住民を尊重した地区計画の策定に向け、速やかな市の取り組みを
①地区計画策定の勉強会の参加者、意見などの報告と市の感想を。
②これまでの住民の取り組みを受けて、これまで市がどのようにかかわってきたのか。今後どのように取り組むのか。地区計画策定に向けてのスケジュールを明確にしていただきたい。

 (2)マンション紛争の未然の防止のためにも「中高層の建築物紛争防止条例」の適切な運用を求める。
①12月議会の答弁では、住民説明の報告書の調査について、どのように確認したかの明確な答弁は無い。事前協議の前に適切な指導をしていたら、今回のようなマンション紛争は、防げた可能性は高い。改めて、その反省を求めたい。

 (3)あっせんにおける市の誠実な対応を
①あっせんの内容の中で、交通安全上の地域の心配に対し、川口土建工業は計画を一切変えない姿勢をとっている。安心安全課は、これに対し、業者にお墨付きを与えるかのような、対応をしたが、なぜ住民の声をきちんと把握せずに、業者に回答したのか。

 (4)条例改正に着手を
①あっせんが終了するまでの市長名の「工事中止のお願い」にもかかわらず工事を続け、同じく市長名の「事業主の出席の要請」に対しても、受け入れない事業主に対し、市がないがしろにされている。このことに対する市の対応を伺いたい。
②全国的に代行会社なる代理人がマンション紛争解決家として暗躍している。これに対し、自治体で、条例改正の動きが広がっている。桶川市も現状に即し、当事者の出席要請などの条例改正を求めたい。

3.適切な契約に向けての取り組みについて
(1)小規模工事の会計処理
①3月末に工事が完了したとされる支出票がたくさん出てきたことを12月議会で指摘したが、これに対する市の見解を改めて伺いたい。
②なぜ監査請求をきっかけに、全庁的調査をしなかったのか。過去の清算の無い反省は不十分だが、職員の処分も含めて、伺いたい。

 (2)見積もり業者の指名について
①12月議会の答弁、「指名業者の中から見積もりを取った業者をはずすと、適正な見積もりがとれるのか」という答弁がされている。見積もった業者が有利になることをどのように考えているのか。
②本来、設計金額を算定するのは市の役割。本末転倒の理屈は、不正競争防止に反するのではないか。検討結果をいただきたい。

 (3)行田市の談合事件からの教訓を
①過去3年間の2000万円以上の土木工事、建設工事の落札率の報告をいただきたい。
②12月議会の答弁、市長「談合の確証がなかなか持てないというのが現実だ。」総務部長「落札率が90%を超えているものがかなり実態としてはあるが、そのことだけをもって談合の疑いという位置づけをするのはいかがなものか。」と答弁しているが、改めて行田の事件から、市長、総務部長の見解と、事件未然防止の取り組みを求めたい。

 (4)電子入札の導入について
①「業者の負担が大きいので、引き続き検討」との答弁だが、具体的にどんな負担があるのか、南小解体工事の場合を例に、業者の負担はどう違うのか。

4.市長のコンプライアンスについて
(1)12月議会答弁、その後の調査について伺いたい。
①市長の資産公開で表示された建物の登記がされていないことの調査の報告を求めたい。
②資産公開では、建物の評価額は2001年6月4日から476㎡、546,110円となっている。その後「最低限度の改築」と答弁されているが、改築費用に照らし適切な価格なのか。
③農業用に使っているという建物の評価はどうなっているのか。

 (2)二重払いについての広報の掲載は
①12月議会答弁以後、広報での二重払いについての記事が見られないが、いつ載せるのか。その内容も含めて答弁をお願いしたい。

5.市長相談について
(1)市長相談や市長懇談会を申し入れたが、いずれも「地域には行かない、人数も2人」との秘書室の回答があった。地区住民との対話を拒否する真意を伺いたい。

  • URLをコピーしました!
目次