桶川の対策はインフルエンザと同じ

3月26日に議会が終わりました

長かった3月議会、一般質問を取り下げ、10日近く休会にし、

予算審議を1日短くして最終日を合わせたことで、4日間の委員会審議は、結構疲れました。

朝9時から夜8時、9時までと民生経済委員会は長時間となり、それでも端折った部分もありましたが、色々な問題点が見えてきました。

何よりも、一般質問を取り下げた事で、どれだけ大変だったのか、どんな対策をやったのか、知りたいと思いました。

しかし、コロナ対策など、事前通告したにも関わらず、資料は出ない、説明はできない、質疑する側も疲れてしまい、結局きちんとした説明はありませんでした。

国の通知を出してほしいというのに、それすら配布しない。たくさん量があるからという理由です。

ん?   議会をなめている?  市民の不安を背負っているのは、職員だけではないぞ !それも10数回程度。

更に、新型コロナウイルスに直接携わっている職員はたった3人と言うのです。対策会議は国の通知が来るたびに十数回開き、その資料を作るだけで大変と、言うのです。

更には、予算の質疑なのに、健康福祉部長も出席していないのです。そんなに大変なら、部長が人員配置を増やすとか、説明をするとか、そんな事が行われていないのかと、聞くこともできない。

これでは行政としての体をなしていない。陰で、聞いているから良いというのです。

本会議で

結局、仕方なく、本会議で総括質疑をしました。これも事前通告です。

北村 もし桶川で患者さんが発生したらどうなるのかという危機管理マニュアルはできるのかと3月17日の委員会で聞いたら、「週末(3月19日)にはでき上がります」という答弁だった。どのようになったのか、その内容について教えていただきたい。

市長 平成26年改訂版となっているが、平成21年に新型インフルエンザがパンデミックになったときに、桶川新型インフルエンザ等対策行動計画を作成し、これに準じた対応を取っている。そして、対策会議の中でこれに加えて今回の国、県の状況、または近隣市、近隣自治体の状況等を踏まえ、つけ加えた形で対応している。それについては、逐一ホームページで市民にお知らせをしているので、ご了解を。

反対討論で

これには驚いた。あとで、ホームページから検索してみた。そして最終日、反対討論で

桶川新型インフルエンザ等対策行動計画は、新型コロナウイルスとは全く異なるパターンだ。県内発生のケースがいろいろ書かれているが、市内の発生については無い。状況が全く違う中で、県や国に依存していればよいということではなく、市は自ら率先して、市民の生命と健康を守る姿勢が必要だ。北海道知事が国に先駆けて非常事態宣言を出した。市民は、命を支えてくれる指導者を望んでいる。その気概を持っていただきたい。したがって、コロナウイルスが桶川で発生した場合について、もっと明確なマニュアルなり指標を出していただきたい。

と述べました。

病院についても

こんな時には市内に病院がある体制が必要なのでは? と、聞いたら

市長 桶川市単独ということではなくて、保健所を中心とした広域的に医療が扱われるわけでございまして、したがいまして桶川市においては、県央地域での医療ということでのことになると思います。そうした中で例えば市外の県央地域の中で、市内の病院を他市の方が利用することもあるでしょうし、また市内の方が他市の病院を利用することも考えられるわけでございまして、こういうことについては、こうしたパンデミックな状況下では誰が、仮に上尾にある病院が上尾市の市民だけを優先するとか、そういうことは当然ないわけでありまして、県央地域平等にそうした病院の利用がされるわけでございます。

と、県任せの発言。

病原菌は、インフルエンザと同じかも知れないが、治療薬がない、ワクチンがないという事の違いが、大したことがないと思っているのか。

最も、昨日来の報道では。日本一医療の貧しい埼玉県で、医療崩壊の危機が迫っていて、約100人の陽性患者が自宅待機している、と。

新知事になって、医療の充実を期待していたが、どうも埼玉県も桶川市も、これまでの体制に慣れきってしまっていて、先の政策を考えられないお粗末な政治に成り下がっているらしい。

つくづく、政治は政党などではなく、人だなぁと、思う議会であり、昨日再度の思いを感じました。

 

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