社会の一人としてたゆまぬ努力を…参議院選挙の結果で

自民党は圧勝したのか
私自身、今回の選挙は自民党が多くの議席を伸ばすことが信じられませんでした。
もう少し、この国の有権者は、バランス感覚をもっていると。だから野党に票を入れるだろうと。
あの国会の強行採決を見ている有権者は、必ず野党に票を入れるだろうと。
しかし、18歳、19歳の過半数が与党に投票したマスコミ報道を見ると、野党、とりわけ民進党に対する有権者の期待薄は、私の危惧と重なりました。
私は民進党ではありませんが、今回、民進党の比例の候補者を応援しました。危ないと思ったからです。一人でも多くの野党を増やさなければと考えたからです。
結果は落選しましたが、選挙で見えたものもあります。
アベノミクスを評価していないのに、自民党に入れ、憲法改正を望んでいないのに自民党に入れた有権者が多かったという事です。
自民党は実に選挙を研究しています。あの政権を失ったトラウマから、勝てる選挙を、いかに国民をごまかしながら、メディアを利用しながら、イメージを作っていくか、多額の費用をかけているのです。
オリンピック選手や歌手を国会議員にする等は今に始まったことではありませんが、とにかく選挙に勝つために手段を選ばない。
でも、昨年の強行採決直後の宮城県の選挙では、自民党の批判が民主、維新、共産に集まりました。
それも分析しているのでしょう。いかにあの強行採決を忘れさせる選挙にするか、イギリスのEU離脱やバンクラデシュのテロなども、大いに利用して、政府がいかに対策をやっているかをアピールしています。
でも、ずっと政府に要望している安田さんの救出は無視したままなのです。
そこに安倍政権のずるがしこさと、非人間的政治を私は感じています。
でも、必ず変わる
今は、まだ過度期なのだと思います。経済もこのままではいかないと思います。
憲法改正も、3分の2の賛成派になったというけれど、そのまますんなりとはいかないと思っています。
まずは、衆議院の選挙を 消費税を上げる前にやるでしょう。
そして、今から3年、参議院選挙です。
いろいろな場面で私たちは、本当の民主主義を根差すための活動をし、発言をし、議論をしていこうと思います。
社会的人間として、人は生きています。弱者に目が届く政治や変え方が必用です。
大企業は、消費者に支えられ、弱者無くして強者はありえないのです。
時代はこれからです。
 

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