甲府市役所は参考にならず

新庁舎設計案に意見を出しました
先週末,甲府に友人3人と行ってきました。意見を出すにはまず甲府市役所を見ておかなければならないと思ったからです。
今日が意見の閉めきりです。
同じ設計業者の建物で、2階から庁舎のフロアになっても便利で使いやすいと市民から公表との、桶川市の説明があったからです。
かっこ良くビロティ型駐車場付き5階立てと言っていますが、要は下駄履き市役所です。
甲府市役所は桶川市の3倍以上の面積で約90億円。出来てから1年。資材高騰があったとしても桶川市の36,5億円は高すぎる、という印象です。
何故なら最上階10階の議会フロアの周り廊下には,展望施設もあり、又各フロアには良質の木材を使った高そうな立派なベンチがあちこちにあったり、1階はローソンを誘致して,市民が使えるテーブルや椅子が10組くらいあったと思います。
その他,別に市の駐車場もあり、たくさんのソーラバネルもあり、比較しても桶川市のは高すぎる。
甲府市役所は,県庁所在地、県庁、警察署、裁判所に隣接した超繁華街で,10階建て,全く比較になりません。
甲府市のホームページに画像があります。ただし,駐車場は,写真に見えるほど明るい感じはしません。照明も使っていますが。
http://www.city.kofu.yamanashi.jp/shise/gaiyo/chosha/
桶川らしさというけれど,桶川市役所を下駄履きにしたら、悪い意味での桶川らしさになるでしょう。コストがあがってしまって、あわてて見直しして,コストばかり考えて下駄ばきになったと。
プロポーザルは公正だったのか
それより以前に,プロポーザルの募集時点で、32億円と書いてあった募集要綱が破棄されていたというのですから、呆れます。提案者全員に物価上昇分と耐震・免震装置は考慮しないと、回答していたというのですが、その証拠は全くありません。
ホームページの業者への回答書にはどこにものっていません。
http://www.city.okegawa.lg.jp/shisei/47/177/p001790_d/fil/shitsumonkaitousho.pdf
ところが、設計の説明会でのやり取りはこうなっています。
問 プロポーザル(以下、プロポ)案は32億円をベースにした案ではなかったのか。
答 日本設計 当初予算を算出した以降にかなりの物価上昇となっていたため、プロポの際に質疑を行っている。「物価上昇については見込んでいない」との回答を受け、プロポ案では物価上昇と消費税増分を見込んだ36億円で提案した。設計業務開始後に経費率の考え方の違いが判明したり、若干の計画変更や追加があり、昨年の秋に41億円という数字を提示した。その後、桶川市より工事費削減の指示を受けて検討を行い、基本設計(案)に至ったところである。
問 プロポ時点で32億から36億に上がることを市として了承していたのか。また、全ての業者が36億円の案を提案したということか。
答 市 基本計画に基づき32億円でプロポ提案をお願いしたが、参加者からの質疑を受けて、消費税率のアップと物価上昇分については今後考慮すると回答している。この回答はNSだけでなく、全ての参加者に対して回答している。市としても必要な上昇分についてはやむを得ないとして想定はしていたが、想定以上の開きがあることが分かったため今回の見直しとなった。
これは,説明会の議事録にあります
http://www.city.okegawa.lg.jp/shisei/47/177/p001934_d/fil/setumeikai1.pdf
耐震設計も募集要綱にはあるので、当然耐震構造を視野に入れた設計でなければなりません。これもおかしいのです。
もう一つ、業者の質問回答に中に、実施設計も続けて貰えるのか,の問いにイエスと答えています。こんな大事な条件は募集要綱に書かれていなければならないはずですが、聞かれたら答えるというのは実に不可解です。
何故なら,この募集要綱で設計業者は、参加するか否かをまず決めるのですから。事前に知っていた業者は別ですが・・・・・・・。

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