一般質問が終りました
今日は、新しい談合の告発を取り上げました。
「桶川は腐ってますよ!」
そう業者に言わしめた、物品購入に関わる事件です。市長も副市長も、大きな公共工事でないことで、どこ吹く風です。
中身は、給食調理室で使う厨房の備品のようなものです。市はこれを消耗品として扱いますが、ステンレスで出来た丈夫なものから、秤や食缶といわれる入れ物や食器かごに至るまで、1600個以上の数の納品です。
詳しい話は後日しますが、談合を強要されだけれど、断固断り、頑張って利益を殆んど出さずに落札した市内の商店。
いざ納品の注文(予め確認済み)をしようとしたら、談合を強要しようとした業者から納品を止められて、結局その会社から購入せざるを得なかった、という話です。
なぜそうなるかといったら、仕様書に載っている品物が特注品であったり、その会社の製品として指定されているものだったからです。ですから問屋にも圧力をかけて、品物を出さず、自分の所から買わざるを得ないようにさせたのです。
そうすれば、談合をせずに言うことを聞かなかった゛見せしめ゛にもなるし、自分たちが仕事をとらなくとも、販売元となって、利益を上乗せできます。結果的に市内の商店主は、多額の損失を蒙ることになったのです。
正直者、正義感の強いものが馬鹿をみる
これが、談合のもっとも悪しきところであり、税金を掠め取る犯罪です。今回の場合は、商店が一方的に掠め取られました。
これは犯罪です。そしてその犯罪が成立するためには、市がしっかり関与しない限り不可能なのです。
今細かい話はかけません、しかし、指名業者はどうして知りえるのか?
入札参加資格のある業者は20社。そのすべてを把握することは不可能です。そして、特定の仕様書とおびただしい数の品物の品番指定。
指名委員会で、メーカー指定は駄目だと言われたので、メーカーとカタログ名を外しただけで、その品物の品番はついているのですから、もっと始末に悪い。
こんなことを私たち桶川市民が許してよいのでしょうか?
いいえ、許せるわけがない。なのに、市長も副市長も真剣にはとらえないのが不思議です。
傍聴した市民が怒っているのだから、職員のトップである市長が腹を立てない理由というのは考えられないと思うのです。
で、なぜ腹を立てないのか、ない頭で考えて見ました。
- 税金に無駄遣い、職員の不正にも無関心になっている。
- 自分にとっては、そんなことは大したことでは無いと思っている。
- そんなことはとっくに知っていている。
どれにしても、要するに、恥を知らない。恥ずかしいことだと思わない。
給食器の無駄使いも
それと、学校の給食食器、新しくしたのは良いのですが、買いすぎです。
地域活性化交付金という国の補助金で、予算が残ったらすべてを消化しないと、ということで、また食器を予備に買いました。
以前、ポリカボネートの食器を買って、何年もしないのに、PENという食器に変えました。8年前です、三信加工という会社が開発した食器で、当時猛烈な販売攻勢をかけて、私はちょっと怪しいと思ったことがあり、質問をしたことがあります。
この会社、順調に伸びています。なぜなら、一度購入すると、それ以後は更新するときにも儲けられるので、最初の導入の時に頑張るわけです。
で、今回も桶川は自動的にPEN食器をすべての学校で更新しました。しかし、調べてみると、相当の在庫があり、当時買った新品も残っているのに、更新をした上に、予備をさらに買い増し、数百個、数種類の予備の食器が眠ることになりました。市内全体では、各種類1500個以上の食器が使われずに置かれ、こうして税金が無駄遣いされていくのです。
被災地のことを考えると、無駄遣いがあるたびに胸が痛みます。もっと有効な使い方があるだろうにと。
で、私が調べた予備の食器数です。給食食器調査(PDF)
こういう公金に対する意識で、不正がはびこっている限り、桶川は何をやっても駄目だと思います。
ほころびは必ず、どこかで出てくるのです。
この談合の問題、引き続き追いかけます。情報公開も資料を間引いてきた担当者。つくづく、市民を舐めていると、思います。