下心が表面に。興津副市長案再登場

最近、私のブログに、異常な関心を持っている利権集団がいることが以前にまして分かってきました。
桶川は50年遅れた封建社会。為政者・権力者の市政の私物化が、タイムスリップした陸の孤島に化してしまった観があります。
12月議案、興津元県都市整備部副部長を副市長にする同意案
これには驚いた。一昨年3月議会に、その謀議をすっぱ抜き、中止させたと思ったら、再浮上。興津氏といえば、以前桶川市に都市整備部長として出向。強面の土建屋職員として、県庁でも業界でも有名です。県職員でも、強引なやり方を良しと思っていない人もしばしば。
その彼が、定年退職する年、2年半前ごろでしょうか、桶川に引っ越してきたのです。職員、市長、佐藤議員以下、一連の仲良し、or ゴマすりグループが、彼の大歓迎会を、仲良し食堂でやったという噂を聞いたのです。それと時期を前後して、下日出谷東の区画整理事業の見直しに便乗し、3.5haの商業施設計画と、それに接続させる滝宮線を都市計画変更させるに際し、彼の力で強引に県の同意を取り付けたという県の記録を複数発見しました。
これには、長い話がありますが、今、事業仕分けでも有名になった天下り団体のひとつ、(社)街づくり区画整理協会と桶川市と、コンサルの日本測地設計が一体となって、組合員の土地を奪うような仮換地指定と滝宮線をカーブさせる都市計画変更をしたのです。さらには補助金の不正流用をして、事業決定前に測量をしてしまったという、疑惑と違法のデパートのような行政を進めてきているのです。
先月、全く同じ違法性で、会計検査院が指摘をした事業がありました。これに、ドキッとした職員でもいれば、まだ救われるのですが、「コンプライアンスに自信がない)と、幹部職員が話す市役所ですから、どうでしょうか?
詳しくは、08年3月議会の私の一般質問を検索してください。参考のために当時の県の情報公開の記録を添付します。埼玉県は、商業施設誘致や都市計画変更について、渋っていたのに、突然それを容認。興津副部長登場からです。何でこんな記録が残っているのか、私も不思議でしたが、当時の職員にしてみると、納得できない変更は、記録をしておくしかないのかも知れません。そこは桶川市と少し違う、もう少しモラルがあるといえばあるけれど、結局圧力に負けてしまうのが今時の公務員、というところでしょうか。
滝の宮線都市計画変更に関する打ち合わせ記録概要(埼玉県)
さて、この問題は、今裁判になっています。そして、いよいよ興津氏を副市長にして、強制執行の準備かも知れません。市長が矢面に立つのではなく、万事汚れ役を一手にさせるのでしょうか。何でも、岩崎氏の後は、小野県議を市長に立てて、福市長が実務を取り仕切る、という思惑もささやかれているのだそうです。
当時の談合事件の真相は?
そうなると、またまた桶川は、利権の巣窟になりかねない。彼が現職の時、インターネット入札で、各社の応札金額が流れてしまい、県が談合の告発をした事件がありました。予定価格がもれたともいわれ、彼はその時監督する立場、県土整備部副部長だったのです。県警はもっと最後まで追及すべきだったのですが、ある理由で、トカゲの尻尾きりに業者が起訴され、確か倒産した会社も出たとか、マスコミから聞いたことがあります。
今、彼は再任用で知事の側近、政策統括幹という仕事をしています。この職務、知事への手紙の回答を調査したり、直命で動くところで、定年退職してからそんな要職についているのも、珍しい。
さて、これからの桶川、どうなるのでしょう?
もし、当時の私の一般質問を真剣に聞いた議員がいたならば、当然否決となると思いますが、最初から知っていることをすっぱ抜かれたと思っている諸氏は確信犯ですから別として、どれだけ洞察力のある議員がいるか、12月議会最終日22日になって見れば分かることです。
12月議会は議長改選
一番憂鬱な議会、役を欲しい議員が露骨にその思惑で暗躍するのがこの議会。多数を握って、議長、副議長になりたい面々。委員長や一部事務組合の議長、副議長など、あわよくば手に入れたいと、議会の権力争いが露骨に見え、自分がその場にいることに、嫌悪感を感じた経験はしばしばです。
その人選が12月議会初日に決まります。12月8日9時半に始まります。時間ある方は、ぜひ傍聴をしてみてください。悲喜こもごも、その雰囲気の片鱗が感じられるはずです。

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