選挙2題

千代田区長選挙
 自分のまちを放っておいて、と叱られながら、今明日から始まる千代田区の区長選挙を手伝っています。千代田区は、国会、皇居、東京駅と日本の顔で、都心の真ん中です。形も皇居をぐるりと囲んだ地域です。
そこでも、桶川市と同じようなコンプライアンス崩壊現象が起きています。区長が学校跡地を提供し、民間との共同開発を計画したのです。しかも、住民が入る民間マンション、議会や区民の意見を聞かずに、コンサルに投げて、コンサルは民間の委託した業者と区の業者とごちゃ混ぜ、手続きも違法の疑いが濃厚。その他、大地主のM社の開発など規制緩和の高層ビルが目白押し、今度は丸の内郵便局の再開発計画も問題になっています。
お金は潤沢。そこは桶川と違いますが、しかし民主主義不在は共通です。2期8年の役人区長です。
しっかりした、哲学のある首長がいる一方で、悪しき首長も存在します。そこでは、ビジョン無き住民不在の行政が行なわれ、業者と癒着した開発や予算が使われていくことでは共通。私はその中に、首長のモラルや生活観の欠如があげられると思います。最も、わが桶川と比べ、千代田区の方がかなりの程度ましではあるのですが、その分住民も賢いし、行政サービス日本一(今年は2位)を長く保ってきた地域です。
と言うわけで、とても学ぶべきものがあり、桶川を心配しつつ、1週間、スケジュールが入っている時間を除き、応援をしようと思っています。したがって毎日終電で帰る日々が続いています。勝敗は5分分。なぜなら、出場表明は今月の8日。時間が無いのが、ネックです。
候補者のホームページは、http://www.shimodatakeo.com/
千代田区の住民の知りあいに、声をかけて下さい。
桶川市長選挙
巷では、話題がふつふつ。今の市政に嫌気をさしている方からは、出ないのですか、といろいろ聞かれます。
そして、もう一方の利権集団は、何とか私を出さないように、想像力たくましいデマを流していると言うのです。「私の家族が犯罪を犯して、出られないらしい」という呆れた話しです。あまり取るに足らない話なので、取り合う気もしないのですが、良識ある方から以下ののアドバイスを受けました。
どんなことであろうとも、選挙に絡めてこのような噂を広めたり、他人に話しをすれば、公職選挙法違反になります。「警察に届けたほうがよい」と。すでに数人の゛口゛から耳にしたという証人がいますので、アドバイスに従い、その人たちを告訴しようと思っています。立候補をやめさせる罪と言うのは、重いのです。
でも浅はかです。私がそのようなデマで、出馬云々などと言う考えで桶川市政に関わっていないことです。心卑しき人たちは相手にしないのです。
人を貶めるまちをどう思いますか?
私は、桶川の最も悪いところは、平気で人の悪口をいったり、傷つけたりすることが多いことです。私が市議になったときにも、佐藤洋議員(当時は職員で組合役員)から、さんざんと嫌がらせを受けました。それも、当時の土井たか子委員長や、岡崎トミ子衆議院議員(当時)や、他の女性国会議員に、いっせいに手紙を送ったのです。社会党の佐藤京子という候補者がいながら、私を水洗したことを非難しているのです。
しかし、当時私は議員を出すことを各地でやっていて、自分がなるより、佐藤京子さんを出したいと説得していました。しかし、彼女は、「出ない。北村さんの方でどなたか出して欲しい。」ときっぱり私に断り、私は最期に土井さんに相談して、「あなたが出るべきよ。」との一言で、決意をしたのです。
したがって、準備をしていたころは、一緒に市民運動をしてきた女性国会議員や、作家、評論家が推薦をしてくれたのです。佐藤さんが出馬をしたのはそのずっと後、告示間近なときなのですから、言いがかりもいいところ。勿論、皆さんは私を信頼してくれたので、誰も取り合いませんでしたが、そういうデマで、人の生活や人間関係にまで入り込んで、コミュニティを破壊していく人たちが、この桶川にいるということを嫌と言うほど体験してきました。25階の公団マンション計画も、当時のパークタウンの入居者説明を破る、しかも桶川では考えられない総合設計を許可。国会で取り上げてくれた当時の渋谷修衆議院議員に、私の誹謗中傷文を送ったのも、「自治労埼玉の副委員長佐藤洋」の名前でした。8年前に、岩崎市長が当選した直後に、市長に、「当時の秘書企画室長で、当事者だったあなたがやらしたのでは!」と尋ねたところ、「知らない! 勝手にやったことだ!」と、私と喧嘩したことがあります。
信じられないことですが、私はそのFAXをみているし、市長も認めているのですから、事実として存在するのです。従って、このようなデマや誹謗中傷を出来る人としての本質を、私は疑っていますが、選挙となると、なりふり構わず、この種のものを出す「輩」が桶川にいることは事実なのです。
でもこのようなことに関わっているよりも私のやるべきことは、議員として市民に誠実に市政の現実を知らせること、市政の私物化をやめさせることですから、取り合うべくもありません。又真っ向から反応していたら、自分も穢れてしまいます。
嘘や誹謗中傷でなく、互いを認め合うまちに
私は、一貫してこのことが桶川の一番の課題ではないかと思って来ました。数々の不正や人権侵害の背景には、目に見えないこの問題が存在するからです。又、自分に話しが無い、生意気だ、などと言って、発言を封じたり、誹謗中傷をしたりも同じなのです。それこそ、しっかりした市民がたくさんいるまちでは、市政の問題や、議会での追求は当たり前。それを知らせるのも当然の仕事です。
でも桶川では、それがセンセーショナルに、歪曲して伝えられ、「北村はどうしようもない。」と言う話になって来ました。いつぞやは、私たちが「マンション紛争防止条例」を提案したときなど、議員の中から「議員が条例を出すなど生意気だ。」と面と向かって言われました。それに連動してか、一部の団体からは、反対運動が起きました。この話しには、その方も関わっているとか・・・。
それが桶川のまちです。しかし、私は一貫して取り合いませんでした。いずれ聡明な、市民が増える。そして政治を決めていくのは桶川市民。私は、市民に誠実に真実を訴えることに専念する。それは変わらぬ信念です。もし私が生きている間に、何かが変わらなくとも、蟻の一歩でも良い。少しだけ、前に進むことが出来たら、それが私の生き方。
そして、良識ある人との見えない絆をつないでいこう。そう思っているのです。だから選挙運動も、私の考えていることや現状を、公職選挙法で認められている方法=マイクを持って皆さんに聞いていただくこと、に徹してきたのです。
しかし、そのような私の考えにつけ込んで、ズに登ってはいけません。不正は国民の義務として、告発する。その勇気が常に必要なのです。なぜなら、誹謗中傷を流すということは、それを聞かさせた相手を馬鹿にしていることだからです。聞く側を騙し、あるいは扇動する。本人の考えを尊重するのではなく、相手を軽視して一人の人間として接することではないからです。民主主義=選挙は、一人一人の行動と判断の結果でなければなりません。奇麗ごとと言う方もいるかも知れませんが、それで変えられなかったら、変えたいという良識の力が、利権を守りたいという人の力より、少なかったということでしかありません。
デマでは決して変わらない
どんなデマも、日が経てば、嘘とその意図は見えてしまいます。前回の市長選挙では、私は過激派にまでなってしまいました。特定の地域に流されたものです。馬鹿らしくて取り合う気にもなれない。しかし、それも又桶川の現実です。
でも、私は冷静に受け止めています。前回の選挙では、お金が流れたとの噂も耳にしています。以前話したように談合をしている業者は、必死になって運動をしているとの話しもあります。
つまり、冷静になると、皆私を脅威に感じていると言うことなのですね。ありがたいことです。
私は、デマなどで、出馬云々を決めることは決してないのです。桶川を、この国の政治をどう変えるべきか、その視点で冷静に行動をするだけなのです。だから、千代田区の選挙も応援する。
その意味では悩みもするし、逡巡もします。でもそんな時間こそ、生きている証だとも言え、与えられた環境に感謝をしているのです。今日も一日、目いっぱい頑張ります!

  • URLをコピーしました!
目次