新年が、桶川を立て直す年になりますように

新年あけまして、おめでとうございます。
皆さん、お正月、ゆっくり休めましたか? 私は相変らず、大掃除の後始末が残ったり、おせち料理も作れば無くなり、お客もありと、やはり体がボロボロといった感じの労働の日々でした。
そして、今日は、(もう昨日になってますが) 七草粥を作ったり、友人に送ったり、分けたり、川田谷の土手や畑の七草をきれいに洗って、仕込むまで数時間。神棚と仏壇にお供えし、その間、パソコンで少し仕事をし、夕方松飾をとって、燃やし、一日せわしなく過ごしました。
私は、七草採りをもの心ついてから欠かしたことがありません。毎年、自然の恵みに感謝しつつ、一方で自然環境の変化に心を痛めています。
ホトケノザが激減
セリも、ナズナも、ゴギョウ(ははこぐさ)も、ハコベも何とか手に入ります。土手や畑を歩いていれば、発見できるものです。しかし、一番困るのが、ホトケノザです。別名コオニタビラコと言い、たんぽぽとナズナの中間のような葉(ロゼット)です。私は、つい最近まで、オニタビラコをホトケノザと勘違いして、採っていましたが、種類が違うことを知ってから、探しても探しても本当に少ない。黄色い小さな花をつけ、休耕田にあるといわれていますが、ほとんど見つかりません。生態系保護協会の小川さんによると、江川のトラス土地には出るけれど、今年はまだ出ていない、ということで、結局、たんぽぽとオニタビラコを替わりにしました。農薬のせいでしょうか?田に理由があるのでしょうか?]昔は、田んぼの畦に踏みつけてもいくらでも生えていたノウルシがいまや希少種。コオニタビラコもその運命なのでしょうか。花の時期に、一度探しまわってみようと思っています。
さて、昨年来、桶川の不正についてはやはり。心穏やかな日々はありません。何につけても、市長も職員も遵法精神に乏しく、権力に胡坐をかいた所業が目につきます。ここ数年、怒りを通り越して、言葉が出てこないのです。そして、唯一同道と発言している私に対する嫌がらせや誹謗中傷にも、吐き気を感じることがあります。所詮、生きている志が違うのだから、と思いつつも、本当の意味での自分に対するプライドがないのか、気づかないのかと、同情さえ感じることがあります。
12月議会での驚くべき発言を少しずつ紹介します。
予算の裏づけのない支出を平然と答弁・・・都市計画決定前の道路測量
滝の宮線の都市計画変更には、どうもおかしなことが多すぎる。通常の都市計画の手続きを踏んでいない、何かが見えないと感じ続けて情報公開をずっとしてきましたが、ここに来て、やっと見えて来ました。
都市計画変更は、まずは県の道路なので県決定。桶川市がら要望した案件なので市が仕切り、県と打ち合わせをしてきたわけです。
区画整理の見直しに際して、拠点街区を保留地として35,000㎡確保するために、40年間の都市計画決定を半年足らずで曲げてしまった。それ自体考えられないことでした。このような大胆不敵な発想は、都市計画法では、相当の住民合意のプロセスなしには出来ません。しかし、市が主導で、区画整理協会とつるんで(あえてそう表現します)、県の幹部を使い、職員を強権的に動員し、住民の反対を封じ込める打ち合わせまで行い、情報を出さず、都市計画決定まで、進めたのです。その証拠は、県の記録で存在するのですが、もうひとつわからなかったことが、都市計画決定前に、測量説明会をやっていたことです。議事録が様々に存在する中で、そんなことはありうるはずがない、だから疑うべくも無く、時系列表を作っていなかったのですが、やはりおかしい。12月議会には、私が作った資料の一部を出して質問をしました。
つまり、都市計画の手続きもしない前に、すでに変更をした前提で、道路幅と中心杭の測量をしていたのです。都市計画法では、事業の認可・告示が無ければ、予算の裏づけはありません。都市計画の変更が認められない場合には、前倒しで測量していたら、お金の無駄遣い。行政の権利の乱用と、都市計画の手続きそのものを否定することになります。
しかし、桶川市には都市計画法等頭にないのですね。それとも、全てはシナリオどおりにやれば、思うが侭の世界、なのでしょうか?
 
 
 下日出谷東・滝の宮線変更経過 

 5月30日 日本測地設計㈱と組合 3,250万円街区確定測量契約
06年7月22日都市計画変更説明公聴会
06年8月8日 市・組合合同の拠点施設出店商業者ヒヤリング
06年8月19日高井地区説明会…15名出席、反対者あり
06年10月15日組合臨時総会・縮小決定
06年10/6~10/20都市計画道路の変更。縦覧
06年10月28日高井地区説明会…17名出席、同意の地権者のみ幅杭設置との説明
06年11月8日市、都市計画審議会
07年1月29日 日本測地設計㈱と組合、基本設計契約 11,865千円
 2月17日総代会・第3回事業計画変更可決
07年2月20日県都計審・滝の宮線都市計画変更
 3月2日第3回事業計画変更縦覧(3/2~3/15)
073月25日用地測量説明会
07年5月8日第3回事業計画変更認可
 7月3日滝の宮線事業認可
 7月23日第4回事業計画変更縦覧(7/17~8/7)
079月25日滝の宮線事業認可第4回
07年10月31日下東仮換地再指定

この表を見ていただくと、測量説明会の主体は、本来は県。市が片代わりをすることがあっても、組合がやることはありえません。しかし、一般質問に答えて、都市整備部長は、組合が測量、くい打ちをしたというのです。めちゃくちゃな話しです。一組合が、県の都市計画まで左右できる、我が物顔に国の補助金で、道路をつくる仕事を出来るのであれば、法律も何もいりません。無法地帯と成り果てた桶川市です。
議事録の一部を公開します。

 

滝の宮線事業について。測量の実施の状況について、面積、時期、金額、業者名を伺いたいと思います。 

滝の宮線の線形の変更が年度末となったため、事務を急ぐ必要がありましたので、用地測量業務につきましては、平成19年3月5日に委託発注をし、その履行期限を延長、同年6月28日に業務を完了いたしております。なお、面積、これは道路予定地の面積でお答えしますが、約3,564平米となっております。測量の時期につきましては、先ほど申し上げたとおりでございます。また、契約金額でございますが、消費税込みで420万円、請負業者は指名競争入札の結果、日本測地設計株式会社となっております。 

測量の説明会1028日です。議事録では、「滝の宮線の中心点、幅ぐいの位置を測量することにより、事業用地の宅地がどの程度まで来るのか、残地がどのくらいかを把握することで、今後の宅地利用の検討をしてもらう。この作業は同意を得られた地権者の宅地のみ実施します」と。つまり都市計画決定もしない。住民に説明をしていないのに、実際の事業計画の測量をしてしまっているのです。そんなことは国の制度でも、地方自治法にはあり得ない話です。都市計画事業では、まず支出負担行為として、地方自治法の232条の3、「地方公共団体の支出の原因となるべき契約は、法令又は予算の定めるところによりこれを行う」と書いてある。事業決定をしない限りは測量ができない。都市計画変更は、19年の2月。その前に事業をやってしまっている。

 この測量費について資料要求をしたら、何と組合がやったと。何で桶川市が県と協定を結んで桶川市のやる事業を区画整理組合の予算でやらなければいけないのか。めちゃくちゃなことをやっている。ちなみに埼玉県も9月21日に指導している。「都市計画変更の告示後のほうが望ましい」と記録で書いてある。前にやってはだめだよと。

 2月の20日が県都計審、滝の宮の都市計画変更ですよ。そして、7月3日が告示、先ほど言った滝の宮線の事業認可は6月3日、つまり認可が終わらないと予算は計上ができないのに、区画整理組合のお金を持ってきて、勝手にごちょごちょと桶川市が説明会を行い、そして前倒しと言ったって、言い方はいいかもしれないけれども、違法な支出をやったわけですよ。どうしてそんなに急ぐのでしょうか。突然40年間も都市計画決定をしていた道路をですよ。わずか半年か1年でぐっと曲げて、今度はさあどけ、さあ測量するぞ、同意しろと、住民を追い込んで、しかもお金の出し方までいいかげん。法的手続をとっていない。そんなことがあっていいのでしょうか。

 本来事業計画ということで、事業認可ということで考えますと、街路事業の都市計画決定以前に、こういった測量作業をやっていったというわけでございますが、このときにはまだ58.5ヘクタールという全体の区域の中で、区域の縮小ということはまだなされていない段階でございまして、ある意味では、そうした区域の縮小という基本方針のもと、今後の事業計画を定めるに当たって、地区界、地区界を定める。それから、その地区界となるのがまた都市計画道路、その後地区界を定める。それから都市計画道路についても、今回除外するところも、あるいは残るところもあります。都市計画道路の測量、それから細街路、細街路の測量、それらの現地の測量をきっちりやりました中で事業計画を見直ししていったということでございますので、その当時はまだ58.5ヘクタールという中でやっておりましたので、組合のほうで事業見直しの中の作業ということでやった作業でございまして、したがいまして、その当時桶川市の負担というものはしておりません。

 

  ではいつ幅ぐいの測量はしたのですか。していないでしょう。測量説明会のこの議事録の中に、「滝の宮線の高井地区の路線測量を実施し、道路の中心と幅を現地に行って確認するものです」とちゃんと説明しているのですよ。道路の中心ぐいやっているのだから、道路事業でしょう。そういういいかげんな言いわけをしてもだめなのですよ。幾ら分やったのか。その後では幅ぐいと中心ぐいやったのですか。やっていないでしょう。それはだめですよ、そういういいかげんなこと。

続く  

 
 

 

 

 

 
 

 

 
 

 

 

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