本日議会終了 午後11時5分なり

 今朝、ブログを入れて公開するのを忘れていました。
さて、12月議会やっと終わりました。終了時間は午後11時5分。それから議員会(親睦会)の総会があり、終わったのは11時20分。その後、議会だより編集委員会を開いていますが、 私は委員ではないので帰ってきました。
疲れてつかれきってテレビをつけたら、大好きな井上陽水、少し気持ちがほぐれ、お昼以来食べていないお腹が空いていることに気づき、簡単な食事をしてこれを書いています。
何から報告しましょう。いろいろあり好きで、まず一日中しゃべり続けたというか、議会が寸断、また寸断とかみ合わない議論に嫌気がさしたことと、真剣に議論しない議会にも空しさを感じたこと、勇気もない、自覚もない、心がないー誰が?
あー私はこんなことをしていて、人生をムダにしてはいないのだろうか? 腐ってしまった自分の脳みそを感じつつ、つれづれなるままの感想を書きましょう。
委員長報告で始まった議会最終日
12月議会は、理解が大変な条例ばかりでした。委員長報告で、傍聴者や他の議員が理解出来るかで、決まってしまうのです。最初に私の属する総務委員会。大沢信幸(公明)委員長・・・

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第67号議案 桶川市職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部を改正する条例第68号議案 桶川市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例

第69号議案 桶川市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例

第73号議案 桶川市職員の自己啓発等休業に関する条例
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正直委員である私にもわからない報告。棒読み、質疑を並べただけ。・・・と思ったら、さらなる上手が。
民生経済委員長報告に5時間
確か、10時半頃~始まって終わったのが4時だったと。4本の議案の報告の後、私が質疑。

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第70号議案 桶川市介護保険の保険給付費支払基金の設置、管理及び処分に関する条例の一部を改正する条例第71号議案 桶川市国民健康保険税条例の一部を改正する条例第74号議案 桶川市路上喫煙の防止に関する条例第75号議案 桶川市後期高齢者医療に関する条例ーーーーーーーーーーーー

 余り詳しく書く時間がないのですが、私の全ての質問に対し、すぐに答えることが出来ない町田委員長。中又副委員長の補佐では手に追えず、関根武委員に頼み、最後は高野委員まで動員し、別室にて委員会を開催するほどの喧々諤々の議論に。その間、議場は白けてずっと待っている・・・みんな何を考えているのだろう・・・・

   具体的に書く気力は今はありません。要約すると委員長が議事録を基に委員会の様子を報告するのですが、私はのその報告の内容を聞いて、「ん? と思ったことをノートに書きとめ、「その意味が解らないから教えて」と聞くだけなのです。すると、その質問をまずメモしていないので、休憩をお願いして、私のところに聞きに来る。その後、委員の手を借りて答を探す・・・別に自分で考えることではありません。委員会であったことを報告するだけですから、極端な話し、困ったら、その部分の議事録を読めばすむのです。

でもその場所がわからない。その前に何を質問したか解らない。最後は、私が「ここ読んでくれればいいから」と、妥協です。進まないのですから。時間ばかり過ぎていくのですから。

建設文教委員長報告

 第72号議案 学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例第76号議案 市道の路線の認定について第77号議案 市道の路線の廃止についてーーーーー
この委員会はとても簡単。でも質疑があったものまで、「その議論はありませんでした。」「おやおやおかしいぞ」と思ってもこちらは2回しか質疑は認められていません。余りにひどいときは、「答弁漏れ!」と再答弁を求めますが、それでも一人舞台。他の議員が口添えもしなければ、ウンもスンもありません。仕舞にかみ合わない議論に嫌気がさしてくるのです。「何だ!何だ!何だ!あんたら議員だろ!中身を理解しないで賛成してしまっていいのかい!」 こんな議員がいっぱいいて、執行部はさぞかし楽なこと!でも待てよ。・・・この無表情さは本音を隠しているんじゃないの!・・・本当はやってられないよ!ってー思ってますよね。と、執行部の顔を一人一人眺めて見たり、議員の様子を見たり・・・

・・・みんな偉い! そんなに黙ってじっと座っていられるなんて・・・私にはとても出来ません。

野口議員を監査委員に提案  大沢議員、質疑を動議で封殺

さて、役取り最後の仕上げが監査委員の承認。地方自治法で、議会から1名市長が任命することになっていますが、議会の同意を必要とします。そのために、市長は議会に推薦を依頼するという方式をとっているのです。なぜなら、反対されてしまったら選べないからです。

 

そして慣例で、人事に関しては質疑をしないことになっているのです。議会というところは、先例集というのがあり、これがものを言います。いはば古い慣行を踏襲するという、民主主義の学校と言われながら、最も保守的なものを持っているのです。だから都合によってそれを使い分ける理屈を言うのです。

今回の議会運営委員会での「無会派を委員に入れない」という問題もその先例集です。しかし、民主的な話し合いで変えていくことだって山ほど。議員定数もその典型です。議運にしても4年前に私が委員になっているのですから、監査委員のこともかつて質疑をしたことがあると高野議員が何度も説明をしています。

 

議会運営委員会で高野委員と私は、野口議員の妻が市の職員であり、公正な監査は出来ない、という観点から反対。だって当然です。監査は業務監査から定例監査まで、執行状態まで監査をするのです。利害関係人は監査が出来ないのは当然で、自治法では「市と取引のある者」は、除斥することになっています。その趣旨から考えても当然のこと。心あるものなら、辞退します。

 しかし、監査委員になりたい野口議員。そして与党で固めたい新政会と公明党と新風21。モラル、哲学、理念、みんなかなぐり捨てて・・・何をしたかといえば、言論封殺です。市長の提案の後、議長「直ちに採決に入りますが意義ありませんか」
私「議長意義アリ!質疑を求めます」と手を上げる。
議長「質疑アリと言う方がいますので質疑を求めます」そこで 『ハイ! 大沢議員と私が同時に手を上げる。
議長「大沢議員」先に彼をさした。大沢「人事のことですので、個人のプライバシーに触れることもありますので、質疑を打ち切る動議を出します」 賛成賛成!
議長「ただいま動議が成立しました」私「議長、議事進行! 議長「北村議員」
私「今、議長は質疑を受けるといいましたよね、そこで大沢議員がハイ!と手を上げた。質疑だと思ったら動議。私が指されていたら、質疑が出来たわけですよね。質疑を受けたのに戻せるのですか。」
議長「言っていることは解ります。では議運を開いてください。」    これが夜10時過ぎのこと。みんな食事もとっていないから正直早く終わらせたい。議運で始まったのは、私を説得すること。関根(平成会)「議会というところは、尋ねたいというところがあったら、誤解のないようにする、それを封殺をするということはどうかな。少数の意見も参考にすることはあるのだから、何かあるのか、という感じはよくない」
大沢議員「先例があるのだから壊すにはそれなりの手続きをとらなければならない。」高野「壊すのではなく、今までも事例はあった。出るところに出てやるということだと思う」
佐藤「人事だから、なる人から見れば、全員一致して送り出していただければと思う。同僚議員として気持ちよくないね。」
大沢「野口さんに対して不信感があるなら、別のところですればいい。」高野「私は今回質疑はしませんけどね。かつて、問題があった時に質疑が出た」

大沢「2年前に野口さんの奥さんがね、坂田保育所の所長だったけれど、野口さんは文教の副委員長。保育所を所管する中に奥さんがいたわけですよ。そのときは問題なかった。」

・・・へえーっ。そういうことがあったんだ。職員の身内が議員にいる事自体、他の議会から笑われているのに。市民は何と思うだろうか? 高野「委員会と監査委員は別だけれどね」・・・この議論を聞いていて、正直議論の中に入る気がしなかった。別次元の話しをしている。
和久津委員長「北村さんどうなんでしょうか」
私「佐藤さんですか。不愉快とか言われる筋合いはないと思う。」 
佐藤「不愉快なんて言っていない」
私「気持ちよくないですか。どこかほかで質問しろと言われる筋合いもない。正直次元が違う。私は野口さんが云々とか、個人的にどうなんて全くありませんよ。ただ私は、監査請求も何回もやっているし、一番監査委員を知っていると思っている。提案するのは自治法で市長。市長に考えを聞くのは当たり前だと思っている。個人的にどうだとか、余り私をおとしめないで欲しい。」
議長「私がお願いしたのは、動議が成立するのかどうかということ。今回のことでは、議会運営上いろいろ考えるべきことはあると思う。」
北村「それなら言わせてもらうけれど、大沢さんはあらかじめ動議を出そうとして、打ち合わせをしていたじゃない。それで議長が先に指したと言うことですか。」 
其の後しばらくゴチャゴチャ・・・関根、和久津両氏が私に「どうだろうか」私「今回の議会は最初から数で押し切るやり方だった。監査委員のことも数で押し切って、意見を聞かず。本人も新政会も何のお願いも調整もしていない。数さえあればいいという姿勢。意見書もそう。無会派も市民から選ばれた同じ一票。議運さえ通れば何でもできるといった姿勢で、お願いも説明もない。それなら議場で議論するのは当然のこと。解らないわけですから。そのことを理解して受け止めるというのであれば、引き下がりますよ。」
委員長「今回のことは委員長として私も調整をする必要もあった。このことを受け止めたい」 同様の発言を議長も。 
・・・そんな感じで議会が再開。動議を結局採決し、監査委員の議案を採決。賛成ー新政会、公明党、新風(民主)、平成会、渡辺、島村、進藤ー15  反対ー北村、共産党 -5
 野口議員の就任の挨拶・・・今回多数の賛同を得て監査委員に選ばれました。・・・あとはよく聞いていない。何を言っても利害関係人が監査委員になるには無理があるから。・・・前回一致でないことだけを残すだけでも意味があった、というものの、「良識の府」として、政策を議論できる議会になるには、何が必要だろうか? 
解っているけどね。違う世界の違う議論に、・・・私はこんなことで議員報酬を受け取ってよいのだろうか?     

藤議員提案の意見書、本人が説明できず

 最終日は、議員の出した意見書が裁決されます。国の政策を迫る要望書を議会として出すもので、それが法案や予算付けを後押ししたりします。国土交通省などは、「道路特定財源の堅持を求める意見書」等、を国費で運動したりするけしからんところもあります。国土交通省の道路課などに行くと、そのパンフレットや要望書が山積みされているところを見かけます。自分の省の予算付けに議会を使って、出来レースをやるのです。官僚主導の政治家や族議員をはびこらせる元ともなっています。
しかし、一方で議会独自の意見書が国を動かすことにもなります。 今回は、共産党から「後期高齢者医療制度の凍結」、新風21から「割賦販売法の改正を求める」意見書が出されています。

その両者にも質疑しました。割賦販売に関しては法改正の内容が難しいのですが、佐藤議員はほとんど説明できず、そこで質疑。

私「私は気持ちの上では賛成したいと思っている。でも、議会は気持ちだけではすまないところ。内容をきちんと理解しないと賛成できないので、改善を求めている具体的内容を説明してください」と、質問しているのに、

佐藤「自分も難しくてよく解らない。私のできる限り精一杯答えたのでご理解を」・・・・何それちょっと議会を勘違いしていませんか?

執行部が議案提案でそんなことを言っても議会は通りませんよね。自分で提案した以上、説明できて初めて賛同を得られるもの。「解らないけれどよろしく」なんて、ことで賛成したら、世の中どうなるのでしょう?

 議案も法律も同じ世界です。議会をパワーゲームで左右したら、市民不在になります。「そんなに議会をなめたらあかんぜよ! 真面目にやらんかい!」といいたいところです・・・私としては、国会で調べたり、ホームページで調べたりしたけれど正直にわか勉強では難しい。

理解できない、質疑をしても答えられないものに賛成をするわけにもいかず、かと言って反対するべきものでもなく・・・迷った末に、棄権を選択、退場。

 その場合は全会一致で賛成となるのです。 

後期高齢者の意見書なぜ反対かしら?

政府も凍結している法律。75歳以上の人を別の健康保険に加入させ、保険料を徴収する制度。勿論、国会では民主党も反対。その制度の中止と見直しを求める意見書が共産党から出されていました。これに対し、私を除く全員が反対。

呆れて、呆れて、ものが言えない。議案を政党の思惑で判断する議員、会派の言われるがままの議員、長いものに巻かれる感覚でしか考えない無会派の議員・・・もともと福田首相は格差社会に問題を感じていた人たちが擁立したもの・・・私は自民党の中にも良識派はいて、民主党でも庶民の生活を考えない人もいるということを感じてきました。

 だからこそ、自治体の議員は身近にいる市民のことを第一に判断をすることが必要で、意見書を出している自治体も多いのに、共産党が出したからといって反対なのですか自分の意見を持っていないから多数になびくのですか?それで、市政のチェックは出来るのでしょうか? 何をよりどころに判断するのでしょうか?

せめて、反対の理由を明らかにして反対すべきです。

 議会では沈黙は悪です。なぜなら、民主主義は議論があって初めて成立するのです。解らなかったら、調べる、聞く、糾す。それすら出来ないのなら議員の資格はありません。 

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