二重払いの原因その2

日づけ白紙の請求書
これまでの資料で気づいたことは、日づけの活字が他業者も含めすべての請求書で同じだったことです。そこで、課長に聞いたところ、「請求後二週間以内に払わないと、延滞利息を取られるという謝った認識があり、日づけは入れないで持ってきてもらっていた」と言うのです。公文書は、日づけや記入者が大事な要素になります。それを教育委員会の日づけ印を使って、押していたのですから、驚きです。それが、二重払いの要因にもなっています。コピーをして、日づけを変えれば、二回請求してもわからないということになります。不正の温床は市内部にあったことになります。
見積もりの点検はなし
こんな状況ですから、勿論見積もりを点検したり、請求書とつき合わせもなし。修繕などは、ある程度決まったものが多く、何年に一回の更新なども金額は予測できるはずです。しかし、水道工事の部品では、大きいものが安く、小さい口径の部品が高いなどというものも出てきます。
検査なしが最大の原因。わざとなのか?
最初に述べた問題がやはり一番大きいのだと思います。工賃を3倍請求されても、それ以上でも、すべて請求書どおりに支払っていたのですから。そして、どうも、このような仕事は眼中になかったようです。もともと、この課長、教育委員会は始めての経験。南小と北小の統合事業の為に、派遣されたようなもので、その仕事で手一杯だったといっています。仮にその言葉が本当だったとしても、能力の問題だったとしても、お金の使い方に無頓着でいた事は事実です。それとも、知っていて知らないフリをする必要があったのか・・・いずれにせよ、根の深い問題が潜んでいるようです。市が徹底解明をしないのであれば、刑事告訴も必要かもしれません。 

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