市民まつりは大変

 昨日は、市民まつり。中山道を歩行者天国にしての、買い物とイベントの祭りです。私達、「桶川市民ひろば」は、長いこと自宅の前で、休憩所とドーナツと無農薬のコーヒーを販売しています。

 これがとても大変なのです。一時間で、テーブルや椅子を並べて店作り。そして、厨房まで作るのですから大勢の人手とノウハウが必要です。敷地内をスタッフが飛んでいます。

 以前は、古い畳を敷いて休憩所にしたり、ビール箱の上に板を敷いて、座布団や布で席を作ったり、いろいろ工夫をしてきました。年を重ねるごとに、上がった利益で、テーブルやベンチの材料を買って組み立てたり、不要になった机や椅子をもらったり、今年はかがり火狂言にも活用できるために、椅子を購入しました。

無農薬コーヒー

 市民ひろばを作って何年になるでしょうか。数えてみたら 21年になるので自分でも驚き。子育て世代だった私達が、桶川でただ生活するだけでなく、人権や環境の問題など一緒に考えて活動しよう。私達独自の文化も作ろう、などと集まったのです。

 その仲間に陶芸家がいたり、お菓子のプロがいたり、字の上手な先生がいたり、多彩なメンバーが少しずつ、お互いに切磋琢磨して作り上げてきたのです。したがって、当時から食育なんてやっていたのですね。無添加の原材料で、おいしいコーヒーを入れる。陶芸家松本土志さんの作ったコーヒー茶碗をお湯で温め、井戸水を沸騰させてコーヒーを沸かす。紅葉が始まった木々やコスモスや菊の花が咲く秋空の中で、飲むコーヒーは抜群です。

ドーナツ

 さて、ドーナツ作り。長年の味が皆さんに浸透しているのか、行列が出来ます。強力粉に卵に牛乳、三温糖に荒塩に無縁バターなどを入れてイースト菌で発酵させながら捏ね、さらに発酵、成型をしてサラダ油で挙げます。材料が良いので、味は保障つき。商品として販売するとしたら儲けは出ないと思いますが、150円。

 背後の我が家では、テーブルに布を敷き、十数人で種を測る人、成型をする人、それでも間に合わず、子どもたちも手伝います。

喫茶室は満席

 やがて、コーヒーのお湯が間に合わない。席は満席。表の店から伝令が届きます。ガスは火をつけっぱなしで、換気扇は回りっぱなし。お湯が沸いたらポットに入れ運び、ドーナツも店頭だけでは間に合わず、こちらでも揚げ始め、出来た物を誰かが運ぶ。

 子どもも大人もありません。私達の子どもたちも皆これを経験してきました。子どもたちは、この体験から客の接し方、緊急のときの対応。文句なしに働くこと。いろいろなものを経験して育ってきました。それぞれの個性も発揮します。今も次の子育て世代が、活躍しています。東京や市外の友人達もたくさん応援してくれています。パークタウンから、6年も前に引っ越した仲間も毎年、群馬から電車に乗ってわざわざお土産までもって、来てくれるのです。

後片付け

 さて、売れ切れごめん。あと片付けに入ります。来年まで物置にすべてのものをしまいます。大型テント、机、椅子。そして、茶碗、コップ。コーヒーサーバーから、皿など、その他もろもろの道具を洗って段ホール箱に入れ、名前を書いて、床下収蔵庫に。これも一大作業。大人も子どもも誰もが文句なしに働きます。

すばらしい友人達に感謝!

 私は、つくづくすばらしい友人達に恵まれて、幸せだと思っています。こんなこと、逆立ちしたって一人では出来ません。アイデアも浮かびません。いろいろな人が関わって、人の輪が出来、人生相談や子育ての悩みを話し合い、今や老後の不安まで話し合う、すばらしい仲間に感謝しています。

 また、わざわざカンパまで持ってきてくれた皆さん、ありがとうございます。

あと6日間

 みんなのためにも、桶川を変えなければ、みんながいるから頑張れる、と毎日街頭演説をする日々です。選挙まで、あと一週間。いや6日です。ただ、ただ、桶川の現状を知ってもらうために街頭演説を続けます。どれだけの方が私を応援してくれるか、それが桶川の将来を決める、と思っています。

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