嘘と欺瞞の市政・・・市長・副市長に加え都市整備部長までも

8日、議会の一般質問で 改革でなく怪悪
区画整理と総合振興計画というこれからの桶川市政に重要な質問を永野議員がする。仕事を休んで、2時前に議会に行ったにも関わらず、既に一回目の答弁の後半。なんだこれは?5人目の質問が既に1時半には始まっていたとは・・・・早過ぎる。3時間に4人の一般質問が終わっていうると言うことは、一人40分で答弁と質問が終わったということ。これでは市政のチェック機能は無しに等しい。これが議会改革と言うのだから、呆れてものが言えません。
今回から、質問時間は30分に縮め、答弁も30分が努力目標とのこと。これが議会改革だそうです。後日報告をするつもりですが、これを提案したのは公明党の中叉議員。議会運営委員会の議事録をホームページで読んでいたけたら、その一端が見えます。(殆んどは休憩をして議論をしますが、議事録に残しておくべきものを開会して発言します。)
1期目の議員が議運委員長をやるからこうなる、職員出身の議運委院長だから・・・・、議会のチェック機能を理解しないから・・・、二元代表制を理解しないできない? 様々に分析は錯綜するけれど、はっきりしていることは、議会の機能が確実に減らされ続け、議員は天に唾を吐いているようなもの。
だって、「議員は要らない」、「税金の無駄遣い」、の批判を、自分で立証しているようなものだから。
ーーー証明はすぐに現れる。答弁がフルっています。「何番の質問に関しては、資料何番をご覧ください。」・・・・それが何度も続く。 勿論傍聴者には何もわからないし、議事録も残らないのです。執行部も安心です。突然、質問が出ることもないし、自分たちの仕事をアドリブで説明したりする事もない。つまり、普段の仕事の成果が問われることがないということになります。
とどのつまり、市も議会も市民を見ていない。市民生活を支えるのが市役所の役割なのに。
その証拠に、なんと国民健康保険税を一挙に値上げする議案が既に委員会で可決されていると。(これは後日書きたいと思います。)
都市整備部長の嘘と欺瞞
私たちは、上日出谷南の会計帳簿の閲覧と調査を委託されてます。筆舌に尽くしたいほどのズサンな会計処理と私物化には驚きを通り越して、感覚が麻痺しそうになります。永野議員も参加しているので、この実態への怒りはひとしお。そこで毎回、明らかに違法とわかり易いものだけ資料を提供しているのですが、前議会は最初にびっくりしたお金の使い方について、質問。
9月議会 議事録より抜粋します。
永野 「そこで、問題は、この(上日出谷南区画整理組合の)補助金頼みとずさんな運営ということが言えるというふうに私たちは思っております。補助金の使い方か大変いいかげんでありまして、帳簿を見たらもうわかっているわけです。そこで、お聞きします。補助金にかかわる組合のお金の運用について、億単位のお金が定額預金で、出たり入ったり転がしている事実があります。これ利殖というようなことになるというふうに思われるのですけれども、これは法律に照らして違反する行為ではないのですか。内容を言って、説明いただきたいと思います。 こうした行為を市がちゃんと見ておく責任あるわけですよね。なぜこのような違法なことをほうっておいたのか、ちゃんと説明をいただきたいと思います。」
答弁・・・都市整備部長「 続きまして、補助金を定期預金で転がして利殖をしているのではないかと、これは法律違反だというふうなご指摘でございましたが、定期預金等に組み入れていたお金というのは、これは補助金ではなくて、単独費、保留地を売った単独費というふうなことで、そういったものに関して定期預金とさせていただいているというふうなことでございました。」
と言うのが答弁。その時に、エー、あんな事言って、大丈夫ー~~~~、私は噴出してしまった。彼女にとっては、質問のネタができたと言うべきなのでしょう。そして、昨日、
先の9月議会で、資金運用について違法性を指摘したことに関し、
「定期預金に組み入れていたお金は補助金ではなく単独費」と答弁さ
れたが、何を根拠にそのような答弁がされたのか。また、組合事業に
おける利殖行為に対する法的根拠に基づく市の見解を求めたい。」
と質問が出たわけです。その答え、「区画整理法第16条に基づき、事業計画書にあるその他の項目に計上しているので、問題ない」と答えたようです。なに-ーー?? ちんぷんかんぷん、わざと問題をそらしたのか、それでは前回の答弁はどうなのよー。
ここで解説
土地区画整理法では、第144条に、「次の各号のいずれかに該当する場合においては、その行為をした組合の理事、監事又は清算人は、二十万円以下の過料に処する。 第1項「組合が土地区画整理事業以外の事業を営んだとき。」
とあります。つまり区画整理事業は、第二条「この法律において「土地区画整理事業」とは、都市計画区域内の土地について、公共施設の整備改善及び宅地の利用の増進を図るため、この法律で定めるところに従つて行われる土地の区画形質の変更及び公共施設の新設又は変更に関する事業をいう。」
とあり、それ以外の事業はできないわけです。勿論、お金の出し入れはありますから、通常の資金管理上許される、定期預金など安全な預金は認められると解釈されます。しかし、この組合の預金は並みではありません。一ヶ月間に十数本の市場連動型定期預金を1千万円から5千万円程度に分割し、時には埼玉銀行から農協へ数日で解約し、時には預金の解約金を口座に移さずに直接支払いに当てたりしているのです。
従って、私たちは最初のお金の流れが全くつかめず、数ヶ月間糸口を探すのに四苦八苦しました。あまりの使途不明金の多さに、組合の職員が説明をしきれず、やむを得ず、農協や金融機関にお願いして過去20年間の資金の記録を取り寄せてもらったのです。すると驚くべき事に、理事会の同意もなく、資金運用があちこちに、月3億から5億の単位で数十本に分割してお金が入り乱れ出いるのです。
時には、数週間しか預金していない数千万円を、解約して支払えばすむものを、コンサルの昭和からお金を借りて他の支払いに当てているものもあり、業者との癒着と言うか、財布が一緒になっているさまに、予測をはるかに超えたものでした。ここまでやれる人達の人格を疑わざるを得ません。また、それを認めていた市の腐りきった体制にうんざりする! といったのが正直な感想です。この事は、行政関係者から144条第1項に当たる、と教えていただいているのです。
それに対しての県から出向している川辺部長の答弁は、真実が見えない、見ようとしていない姿しかないのです。(勿論,それをとっくに知っている市長、副市長は論外です)。 少なくとも県の職員は憲法も、地方公務員法も、土地区画整理法も学び、知っていて、公務員としての自覚があると信じていたのですが、何のために仕事をしているのかと、疑問を投げかけたくなります。
しかも、議会で答弁した保留地処分金を運用していたのではないのです。それを撤回も謝罪もせずに、平気で白を切るのは議会軽視。(市長の市政を踏襲しているのでしょうかねえー) 補助金が入った翌日には、即運用、この様に資金が潤沢な時期に、都市開発資金から借金し、これまた運用、とズサンな処理と私物化は明らかです。
そして、その次は借金に継ぐ借金、事業計画と異なり工事をどんどんやり、無計画に借金を重ねた結果が12億6千万円。今度はそれを市に片代わりしてもらって、市は手持ち資金のない4億円弱分の金利を支払い続けているのです。このお金の流れは、市の担当職員も報告をし、資料も持っているはずですから、責任者(答弁者)三人の中に一人でも市民や国家に誠実な人物=公務員がいたら、こうはならないでしょう。
国民や市民の税金を多額に投入し、今後も投入していく事業にメスをいれ、責任の所在と市民が被る部分を明らかにする事こそ、上に立つものの仕事です。
職員にも責任
私たちは、何故こんな事が続いてきたのか不思議でなりません。伝票もその年によって、会議費や総会費にしたり、交際費にしたり、渉外費にしたりと、同じような性格の支出の出先を変えます。時には旅費にもなります。そこで、懇親会や視察と称した飲み食いに多額のお金が使われています。
そして、その中でも、明らかに問題な資料を見つけました。平成7年2月2日「正副理事長事務職市職予算協議及び懇親会、招待者食事代5000円×5名」「招待者視察研修費招待者宿泊費3名分30,000円」・・・これだけでははっきりしません。しかし、これを裏付けるものが業務日誌にあったのです。役員・評価員・事務・市担当計24人、とあります。役員は別途旅費と費用弁償が支払われているので、残りは市の職員なのです。他にもこのような支出はかなり出てきます。
叉、予算打ち合わせ懇親会職員用支出」3名15,000円、とあります。それを永野議員が公務員として問題ではないか、予算の癒着があるのではないかと、質問した所
都市整備部長「自己負担を支払っているので特段問題ない」 市長「何らかの負担をしていると思う」と言うのだから驚く以外他に方法がないのです。副市長にいたっては「公務員倫理を常に考えている」と、訳のわからない答弁。
では、自己負担は一体いくらなんだ! 最初の予算懇親会では、理事長交際費として、この他に17,387円が支払われている。すると、少なくとも職員は8,477円の接待を受け、その他自己負担を出したとすると、当時で1万円以上の飲み食いをしたのかなー?。そして、職員は、自己負担分は、組合の金を浪費し、自己負担分は組合役員におごった事にもなりますよね。何しろ正副理事長は当時は一銭も支出していませんからー、勿論組合費です。
これは、過去の問題ではありません。こうやって、組合と職員が癒着をし、必要のない補助金を取り、あまったお金を利殖し、金利のすべては解明できていません。挙げ句の果てには事業や会計のチェックを怠り、組合予算で飲み食いし、いまや破綻に陥って、今度は公園を無くす、市の税金を投入する、住民に赤字を補填させる。と言う事なのです。
そして、これらの事が、第5次総合振興計画にも反映されるというのだから、桶川市のめちゃくちゃ以上、無法地帯そのものです。
しかも、その接待を受けた職員は、いまや市役所の管理職。市長も副市長も当時は管理職だったのですから。
手土産はいかに
あくまでも自己負担があったからよいと言う部長に市長。接待供応の概念とはほど遠い答弁でした。しかし、「次長への手土産水羊羹2080円はどうなのか」に対してはとうとう答えられず。
都市整備部長「現在詳細について把握できる状況にない」ーーーえっ?  じゃあ、何で自己負担は調べられたの?いくらなの?
議会で嘘をついたりする事は、市民に嘘をつくことです。公務員として恥を知って欲しい。
それとついでに、この質問にニヤ笑いを浮かべた大塩議員。薄笑いを浮かべた市長。その理由はなんでしょう?
「それっぽっちか?  せこい質問するな」と言う事なのでしょうか?
もし、そうだったら、(俺の受け取っているのはそんなものじゃないぞ!)って事でしょうか? 公務員は犯罪があった場合には、告発する義務があるのですよ。
その晩、永野さんからメールが来ました。元職員の議員に「(職員は組合と)付き合わないと仕方がないんだよね。宴会で儲けた理事もいるんだから。」と彼女に言ったそう。これでは、議会のチェック機能どころか、ご本人のコンプライアンスも怪しいものです。だから議会改革と称しても、怪悪しか出来ないのです。
職員の皆さん! もう少し自分の仕事の重要さを考えた方が良いと思います。

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