桶川市は市民を見ていないのか、市民が市を見捨てているのか

あっという間に一ヶ月。あわただしく、忙しく、秋の気配を感じる間がないほどに・・・・生きている自分が多少嫌になって、今、虫の音色を聞きつつ、書いています。
総合振興計画ワークショップ
桶川市民の皆さんは、広報を見られたでしょうか? 再来年から10年の桶川の方向性を決める、第5次総合振興計画のためのワークショップの案内が、1ページの6分の1ぐらいのスペースで、載っていたのです。「地域の実情や、将来の桶川市について、直接市民の皆さんからのご意見・ご提案をお聞きする場として開催させていただくものです。」と書かれていました。
その日が、2週間前の10月3日と4日です。午前午後と、市役所、分庁舎、農業センター、地域福祉活動センター、加納公民館と5カ所で、行われたのです。
私は時間の許す限り参加しようと思いましたが、まず3日の午前、市役所に行って、びっくり。→ 男性が一人と永野朋子議員の二人。職員とコンサルが7~8名。
次に午後の分庁舎。何人だと思いますか??・・・・・・・・・・・・・私と永野議員の二人のみ。
翌日の午前。中仙道の人たちが4名。東口を真剣に考えているのでしょう。午後は行かなかったのですが、永野議員に尋ねたら、「遅れていったら、片づけをした後」と。つまり0。 前日夜の川田谷農業センターもゼロ。
つまり、7万5千人の市民のうち、私ト永野議員を混ぜて7人しか参加しなかったということです。もちろん議員は永野議員たった一人。
呆れを通り過ぎて、戦慄を感じ
これは、深刻な事です。桶川のこれからの10年間を決める大事な計画なのに、市政やまちづくりに関心のない人がほとんどと言うことですから。しかし、10年前はこんなことはなかったのです。
市民は、今の桶川市に関心がなく、何とかしたいと思っても、希望がない、と思っている人が多いということなのだと思うのです。
一方の桶川市、市民参加に努力していないので、広報もわずかのスペースです。従って市民が気づかない、何をどうしようとしているのかわからない、だから参加もできないし、その気持ちにならないのです。
9月号の広報を改めて見ると、
広報のスペースは本当になかったのだろうか?  いやいや、多重債務の支援をしている会と市長の懇談会をなんと3ページにわたって延々と繰り広げているのです。その最後には、「気軽にご相談を」と、ワークショップよりも目立つ大きな字とスペース。
広報は市民と市役所のパイプ役であり、大切な情報手段でもあるのです。ちなみにホームページの広報の目次にも載っていないのです。
これは、8年間の岩崎市政の体質です。市長相談を申し入れても拒否する、市長懇談会もやらない。選挙を前にしても、市民の声を拾っていない。だから市民はそれに反応して、どうせ市に何か言っても無駄だと、そしてそれが今や無視になってきているのです。
市も、市民に呼びかけようとしていない。市政はいまやここまで停滞してしまったということなのです。
なぜなら、私のところには相談や市民の声がいまだに届いているからです。もっとも議員も一人しか参加しないのですから、議会も招待しないと出席しない、勘違いをしている人ばかり。もーどうしよーもないーとしか言いようがないのです。
用途地域の説明公聴会も同じ状況
同じ日の10月4日とその前の週の日曜日ですが、滝ノ宮線や圏央道沿線地域と下日出谷の一部の用途地域変更の説明公聴会が開かれました。都市計画法に基づく、市民が意見を述べることができる大切な場です。
その出席者も驚くなかれ、前の週は私と永野議員と市民が一人。4日は、下東の考える会がチラシを巻いたせいか、10名程度の参加。こちらも議員は永野議員のみ。
同じ日に設定するのもどうかと思うのですが、容積率の緩和で、居住環境に変化をもたらすという大変大きな問題に対し、市は説明もしないし、広報でこれも、わずか3分の1ページ。ホームページの見出しにも載っていない。
関係者は恥を知れ!  と思うのは、私だけでしょうか?
もうこれ以上のコメントのしようがないのです。市民の皆さんも、たとえ希望がなくても、市の将来に、口を出してほしいのです。税金の使い道を見極める義務もあると思うのです。子どもたちの将来を考える必要があると思うのです。私たちの老後をどう生きるのか、どうなるのか、国政と同じように関心を持ってください。
ちなみに、この総合振興計画策定のコンサルへの委託料は、1500万円です。職員が手作りでやっている自治体もある中で、相変わらずです。来年度も同じような金額がかかるのです。

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