決算委員会・・・二重払いは?

 今日は、最後の決算委員会。東小女子トイレの水漏れ修繕110,607円を一週間違いで二回払ったという二重払いを巡って、教育委員会の釈明と説明を待って、結論を決めることになっていました。私は、電話など用事を済ませてあわてて傍聴に行ったのは10時過ぎ。すでに教育長、教育次長、教育総務課の課長が出席し、説明をしていました。トイレ天井のパネルを開けて撮った写真で説明しました。
 その後、いろいろ説明をしてもわからないので、現場に行こうということになり、委員は急遽、東中にバスで向うことに。私も自分の車で同行しました。他に傍聴人は皆川議員。現場で、トイレの天井屋根をはずし、はしごで一人ずつ天井に首を突っ込む形で確認。渡辺議員「蛇腹のパイプはわかったが、もう一方は埃だらけで、工事をやった形跡はないね。」高野、和久津委員も天井を除く。
 その後、議会に戻り、質疑を再開。その答弁の中でわかったことは以下の通りだ。
①蛇腹のパイプを取り替えたのが一回目。その後すぐに、また水漏れがあったとの電話があった。調べてみたら、排水管を直して流れがよくなったことで水圧がかかるようになり、隣のパイプからも水漏れがするようになった。塩ビ管75ミリの端を切って蓋をして、水漏れを塞いだ。同額でよいとの事だった。
② 工事をした従業員は昨年12月に辞めているので、詳しいことはわからず、社長が一般論として説明した。
③ 請求書の内訳は提出してあると社長は言っている。だとしたら、教育委員会の管理ミスだと思う。申し訳ないことだと思っている。
④ 内訳は聞いてきたものを、メモにした。
⑤ 元下水道課の職員に聞いてみると、金額は高いとの認識はある。(和久津委員は自分の経験から半額と主張)
⑥ これまで工事の検査はしたことがなかった。業者の請求書も精査したことはなかった。悪く言えば、言いなりの値段で支払っていた。
⑦ 請求書の日づけは白紙で出してもらい、担当課の方で日づけの判を押していた。
延々と昼食をはさんで、午後5時まで質疑応答が続いたが、教育委員会の答弁は力がなく、説得力もなく、「明らかに二重払いだ。それに、4月に工事した内訳と比べても高いのはおかしい」と主張する渡辺委員の方が説得力があります。
採決は否決
 5時になって、終結。「二重払いに加え、金額も高い。また、農政課では、農地流動化促進事業の借地契約に関し、職員が公文書を改ざんしたことなどもあり、06年度決算は、認定できない。」と高野委員の討論があり、採決。
決算の認定に賛成・・・飯野(公明)、佐藤(民主)、内田(政友会)各委員
         反対・・・渡辺映夫(平政会)、和久津、高野(共産)各委員
可否同数となり、山崎委員長判断で、決算を認められない=反対となりました。
 この結果は、桶川議会でも珍しいことです。臨時議会(旧議員で)が市議選終了後の11月28日に開かれるそうで、果たしてどうなるか。桶川市に反省を求める良識派の議会となるか、注目するところです。
 それにしても、決算委員会の全委員が「問題あり」との質疑をしているのに、採決となると半数賛成、とは一体どういうことでしょうか?
 天下り先に議会を選んだ民主党佐藤議員の夫、子どもが職員になっている監査委員だった内田委員、そして公明党。みんな与党となっているようで、市長の応援をもらう人たちには、市政のチェックや批判はできないということを、改めて思い知った瞬間です。
 後日、教育委員が出した資料も公開したいと思います。また。先週情報公開請求した資料からも、一式と請求した20万以上の工事費も数多く見つかっています。こんなにいい加減でいいのだろうか、と不正に近い杜撰さに戦慄が走りる思いです。

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